ぜぜ日記

ブログです

本の棚卸12月

最近ははてなブログうんこめものほうに書くのが多くなってるけど日記的な部分はこっちで書くように住み分けるかな。

今回も社会人として大丈夫かってくらい軽い本しか読めていないけど棚卸的に。
むつかしい本を何冊か読もうとしているのだけどなかなかまとまった時間が取れずに時間がかかる。どうやって読んでいったらいいのかな。


まず漫画から。
ヒストリエ7巻 岩明均
いまだ好きな漫画としてあげる人も多い寄生獣岩明均による歴史物。けっこうフィクション入っているけどおもしろい。紀元前4世紀のギリシャマケドニアペルシャを舞台にアレくサンドロス(アレキサンダー大王、イスカンダルとも)の書記官エウメネス視点で進んでいく。というよりエウメネスが主人公か。とても魅力的な人物でおもしろいのだけどいま連載8年目にしてようやくアレクサンドロスの学生時代に入っていていつ終わるんや、という気もしている。おもしろい。よ!ややグロシーンも多いので万人には薦められない。。


よつばと!11巻 あずまきよひこ
元気な少女よつばの日常を描いただけの作品なのだけど、とても楽しい。よつばの感性と生活・雰囲気の描き方がとてもよい。作者の画力がどんどん高まっている気がする。読むと幸せになれる。だれにでも読んで欲しい。


東京トイボックス うめ
大東京トイボックス
ぼくの尊敬するスーパーエンジニアきょろさま一押しの本。弱小ゲーム制作会社のクリエイターたちを舞台にしたお話。いいゲームとは、ものをつくるとは、仕様変更とは・・。組織の軋轢からプロジェクトマネジメントの失敗まで辛い話も多いけど勇気でてくる。ゲーム大好きな人、クリエイティブなお仕事、プログラマーな感じの人におすすめ。


午前3時の無法地帯
午前3時の危険地帯 ねむようこ
これもクリエイターな感じだけど方向性は違う。イラストレータ志望だけど小規模パチンコ系デザインをする会社に入ってしまった主人公が仕事に、そして徐々に恋に・・・。キャラの立ち方も話しの進め方も仕事のリアルさもすべて完璧すぎる。これがデビュー作ってどういうことや。どちらも短く読めてとても良い。今年最高の漫画、間違いなく。




大前研一敗戦記
ここからようやく本。95年の都知事選に伝説の経営コンサルタント大前研一が出馬した時の話。政治のむずかしさ、腐り方や日本のこれからの苦難がわかっておもしろいのだけど、それ以上に大前研一の悔しさがにじみ出ていて迫力がある。ノンフィクションとして秀逸。
15年前の本なのにここで指摘されている日本の問題ほとんどそのまま、あまりの自己保身さっぷりに絶望しそう。


企業参謀 大前研一
大前研一によるコンサルティングの概要を示した本、いくつかの手法と理論がしめされている。自分の生まれる前に書かれた本だけれどその明快に描かれている分析手法はいまだ通用すると思う。そしてその手法以上に大事で学ぶべきなのは合理的な考え方な気がする。自分ももっと合理的に考える力を鍛えなくては・・。


論理病をなおす!香西秀信
詭弁について書かれた本。詭弁の手法を知ることで、議論における詭弁を見ぬくことができる。無意識のうちに使いがちな詭弁を使ってしまうことへの恐怖は増える。藁人形攻撃や性急な一般化など。論理的であることを考える切っ掛けになった、かな。


武器としての決断思考 瀧本哲史
さくっと読めて一人ディベートで論理的になれる方法を解説。とりあえず比較の仕方。どう訓練したらいいのかな・