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うんこめも

自律分散うんこ製造システムについてのメモ

日本の革命は中高年層からはじまるかもしれない

震災からはや1年経ちましたが、いまだ日常は続いています。まるで終わりなどないかのように・・。*1

それでも、膨張し続ける巨大な財政赤字と、手の施しようがないほどに進んでしまった少子高齢化、一部の既得権益を守り続けて変化できない大企業や行政などなどのシリアスな問題が絡み合いながらのしかかっているのがこの国の現実です。

このまま日本は動脈硬化してゆるやかに死んでいくのか、どこかでカリスマ政治家が現れてなにかするのか、どこかの国に併呑されるのか、北斗の拳的な修羅の世界になるか、どうなるのでしょうか。後世にもし歴史家がいるなら、きっと、この時代を興味深く分析すると思います。

そんな日本ですが、ただ座視することに耐えられず、もしかすると大衆から革命運動が巻き起こってなにか変わるのかもしれません。近年では中東の民主革命やソ連からの分離、古くは帝国主義とその傀儡政権からの共産革命など、独裁や社会主義、帝国主義からの革命がありましたが、現代日本でも、この姿の見えない閉塞感に対して、第4の社会革命があるかもしれません。

そしてぼくは、もし日本で革命があるとするなら、中東の民主革命やキューバ革命のように若者主体ではなく、中高年層が主体になるのではないか、特に、4大卒で、大企業などに就職したエリートでありながらも中枢に食い込めなかったインテリ崩れがコアになるのではないかと睨んでいます。
それはなぜか、いくつか理由があるので以下に整理してみます。


1.中高年層は暴力的である

ニートや無気力な若者について取り上げられる以前は、酒鬼薔薇の事件や、バスジャックを始めとするキレやすい若者が暴力を振るう論をマスメディアがキャッチーに取り上げたことから若者は暴力的だ、という印象があるかもしれませんが、これは間違いです。
『凶悪犯罪は低年齢化』していない~子どもに対してせっかちな大人たち


自分は元データには当たっていないけれど、20代の殺人検挙者は60年代から2000年代で4分の1まで減少しています。そして若年層の殺人検挙者数の減少と引換に50代が上位に出てきています。

現在、70歳前後の殺人者を多く輩出したエリート世代ほどではないけれど、現在の50代、60代は若い頃から現在まで継続してやばい・・。
もっとも、これは、件数自体も人口と比べて小さいし、殺人という例外でしかないのかもしれません。


しかし、中高年層が暴力的だと示唆するデータはほかにもあります。
凶悪化する老人たち

これによると平成22年に日本民営鉄道協会が発表した、駅員や乗務員を殴るなどの暴力行為の加害者年代は60代が見事トップとなっています。

この原因を考えてみるとどうなるでしょうか。もしかすると、彼ら彼女らが若いころに全国の大学で荒れ狂った全共闘全学連を始めとする暴力的な学生運動を目の当たりにしているからかもしれません。
凄烈な内ゲバ殺人はなにもあさま山荘赤軍だけでなく、大学構内でも頻繁に起きていました。
(彼らの高尚な理念とは裏腹の、凄惨な殺し合いについては時期は限定されますが立花隆の「中核vs革マル」に詳しいです)
この暴力の素養は、革命という大きな行動の原動力として欠かせません。これは、無気力と揶揄される若い世代には足りないものです。


2.中高年層は絶望が深い

希望が大きければ大きいほど、その代償も大きくなり絶望も深くなる。これは大ヒットしたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」でキュウベエがぼくたちに教えてくれたことですが、これは、いまの中高年層にも当てはまります。

高度経済成長期という波に乗って育ち、エコノミックアニマルと罵られながらも企業戦士として戦ってきた彼らには、きっとバラ色の将来が見えていたでしょう。リタイアしてからの第二の人生のプランも考えていたかもしれません。でも、今の定年前の中高年層はあまりうまくいかない気がします。


先のAIJによる年金運用失敗についていろいろ調べていると、こんな記事を見つました。
http://nenkin.co.jp/lifeplan-blog/news/archives/2009/07/01-004043.php=企業年金積立不足、トップ12
日本の名だたる大企業でも、年金の積立が圧倒的に不足しています。どこも苦しい局面を迎えている会社であり、会社からの補填は期待できないと思います。


もらえると思っていた層の、上の世代が勝ち逃げ人生を謳歌しているさまを垂涎していた層が、実はもう年金積立てないからあげませんテヘペロ☆となったときの絶望はいかほどでしょうか。きっとソウルジェムは真っ黒に染まってしまいます。

さらに、同期の中でも勝ち組は明確になっていて、それが見える分、怨嗟は深くなっていると思います。ここらへんは直感的にもそうですが、行動経済学の、他者との比較が嫉妬を呼ぶという調査結果も支持しています。
じゃあ、彼らほど年金はもらえない若者はどうなの、と問われると、若い層ははなから期待していない分、絶望は深くない気がするのです。絶望の国の幸福な若者たちは、将来に期待していないので。。



あとは、母集団が多いとかヒマだとか理由はありますが、以上の理由から、もし万が一、日本で革命が起こるとするなら中高年層からかなとおもうのです。



というよりは今の日本のワカモノから革命が起きるのは想像できない・・。簡単にエネルギーを発散できる娯楽はたくさんあるし、暗黙的な抑圧を当然のように受け入れてるし。ほかの革命が起きた国家のように、官憲から暴力が振るわれたり命の危険を感じたりはしないし・・・。以上、ネタ世代論でした。

*1:被災地は別だろうけれど、ぼくには貧弱な想像することしかできません。少なくとも東京ではみな何かから目を背けているように日常は続いています。