ぜぜ日記

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思い込みから逃れられない就活生

就活しているひとと話していて、思い込みがあって危険だなあ、と感じた。

「A社とか二流でしょ」「やっぱM社くらいじゃないと」「営業とかぜったいないわ」とか。
(イニシャルも発言も脚色していますし1名だけの発言ではないです為念)


思い返すと、自分も、大学受験でも就活でも先入観にまみれていたと思う。たぶん今も先入観だらだらで固定観念にも縛られている。



どうしていたらよかったのか、どうしたら先入観から解き放たれるかはわからないけれど、どういう思い込みがあるか自己を認識すると、もしかするとなにか手が打てるかもしれない。そう思って、「思い込み」を列挙してみた。自分がどういう思い込みをしているか発見できればよいと思う。


  • 同化による思い込み
    • 自分の境遇を一般的なものと思い込んで就活する
  • 確証による思い込み
    • 就活に対する自分の考えを裏付けてくれる記事・意見に注意がいく
  • 手順についての思い込み
    • 先輩や友人のやり方を安易に踏襲する。さらにそれが普通だと思い込む
  • 第一位先入観
    • 最初に知っていた企業や情報をより信頼する
  • 最新先入観
    • ごく最近知った企業や情報をより信頼する
  • 額縁効果
    • 企業紹介において、その内容ではなく、どう表現しているかにとらわれる
  • 象徴先入観
    • 「評判がすくなければ中身もそれなりだ」「評判がよければ中身も相応だ」と考える


元ネタはこの本。

  • 同化による思い込み
    • 自分の製品認識を一般のものであると思い込み、この考えの下でテスト結果を評価する
  • 確証による思い込み
    • 製品に対する自分の考えを裏付けてくれるテスト結果に注意がいく
  • 手順についての思い込み
    • ユーザが決まった使い方しかしないようなシナリオを安易に設定してしまう。さらにその使い方が普通だと思い込む
  • 第一位先入観
    • 最初に観察したものをより信頼する
  • 最新先入観
    • ごく最近観察したものをより信頼する
  • 額縁効果
    • 障害レポートに対処するとき、その内容ではなく、どう表現しているかにとらわれる
  • 象徴先入観
    • 「問題が小さければ原因も些細なものだ」「大きな問題にはそれなりに大きな原因があるはずだ」と考える
Amazon.co.jp: ソフトウェアテスト293の鉄則: Cem Kaner, James Bach, Bret Pettichord, テスト技術者交流会: 本


この本によれば、こういった思い込みから逃れることはできず、記憶に絡みついているそうだ。できることは思い込みを管理すること。
たとえば、思い込みについて学び、気付くよう訓練するだけでも払拭できるらしい。多様性も過度の思い込みを防ぐ役割を果たす。何人かの経験豊富なメンバーとブレーンストーミングすれば思い込みの影響を最小限に抑えることができるようになるだろう、とのことである。

思い込みは、時として経験則として思考を節約することができるけれど、うまく前向きに使えるといいなと思う。








そういえば某M氏が気付いてくれたけれど、前回の記事赤坂街コン攻防記 - うんこめもの元ネタは弁天女子寮攻防戦でした。