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うんこめも

自律分散うんこ製造システムについてのメモ

情報科学若手の会「冬の陣」に参加してきたおはなし。「情報」ってなんだろう。

情報学

昨日、情報科学若手の会・冬の陣に参加して発表してきました。


とのことですのでちょっと書いてみます。

情報科学若手の会・冬の陣 : ATND
情報科学若手の会・冬の陣 #wakate2013w まとめ - Togetter


まず、情報科学若手の会とは

情報科学と名はついていますが、研究者だけでなくエンジニアやこれから研究していこうとしていく方も多数参加しています。言葉面ほど固くありません。年にいちど、2泊3日で会をやっているのですがその簡易版として開催されたのがこの冬の陣です。

情報科学若手の会とは,情報科学に携わる学生,若手研究者,社会人のディスカッションと交流の会です.
幅広い分野から参加者を募り,互いの交流を深めることで新たな発想が生まれることを目指しています.
インフォーマルな雰囲気ですので,これから研究を始めるという方も是非ご参加下さい.

http://wakate.org/

情報処理学会に入っていなくても大丈夫、というか幹事の方々でも入っているひと少ないご様子。
まわりの人が幹事をしていたり縁があって、リアルでもネットでも熱気を感じられたことから興味はありましたが参加は初めてです。研究ガチ勢じゃないし自分が行くのも申し訳ないなあと思っていたので。

それでも、今回参加してみて自分の先入観が間違っていたように思えます。みんな情報技術が好きな人ばかり。好きなことを熱っぽく話すし、そういうのを聞けて議論できるから楽しい。そういうことです。

とりあえず、好きなことを語る様はかっこいいし、みんなとても勉強/研究していて眩しい。焦る。



参加者も自分が話した限りではweb系のエンジニアさんが多め。博士課程の人や博士持ちの人もちらほら。学生はせいぜい2,3割な印象。といっても修論昨日提出しましたみたいな人も発表していました。ちなみに若手の会とついてますが、若手とは一般的に片手で数えられる年齢のことを指すらしいです。(5指+手のひら表裏で2^6・・・)



情報科学若手の会の本体では発表30分なのでしっかり準備しないといけないけれど、今回は発表12分でわりと軽めでした。もちろん軽いからと言ってもみんなしっかり準備して発表をしていた様子(ですよね)。
情報科学と言っても参加者の専門はばらばらなので、自分の発表も入門的なものとおもしろいトピックの紹介にとどまりました。

ほかの発表者の話はどれもとびっきりでおもしろい話ばかり。分野も科学よりから工学よりまでさまざま。
簡素ではあるけれど、気になったことと感想をちょびっと書いてみます。


クールな参加者のホットな発表

みんなおもしろかったけれど、特に気になったのはこんな感じ。

  • @yumu19 「宇宙と情報科学
    • 宇宙開発の歴史と情報技術の関連は知っていてもやっぱりおもしろい。
    • 宇宙探索で得たビッグなデータがあまり使われていない・・・
    • こんど宇宙系のハッカソンがあるそうです。Space Apps Challenge Tokyo。4/18と19
  • @sinya8282 「これからの「正規」の話をしよう」
    • 正規表現で圧縮・・・だと・・・?ネタプレゼンのほうも観たかった・・・
  • @hatone 「アドテクノロジーの世界 -嫌われがちなアレの話-」
    • web広告の仕組みがたのしい。株式市場みたい。プレーヤーもでそろっていないのでまだ出来ることありそう。
  • @kumagi 「科学と工学のあいだでビッグデータを叫ぶ」
    • kumagi先生のプレゼンやっぱりおもしろい。LINE的
    • 工学と科学の違い。理論的には計算量よくても実際はキャッシュに載らなくて・・というのはある。実利用を考えるアルゴリズムむずかしい。
    • cache oblivious algorithmsすごい!
  • @kyoro353 「ネットストーカーをはじめよう! ーエンジニアが行動経済学を学ぶ時ー」
    • 技術の進歩で、市場のことを市場に聞ける時代になっている!工学的なマーケティング。
    • AdWordsの利用方法もクールすぎる。表現できない・・。
    • andoroid開発者はDeployGateつかおう!

誤解があったらごめんなさい。ほかの方々もおもしろかったです!
懇親会でもおもしろいお話を聞くことができて、わいがやと企みを披露したりできました。

自分の位置を確認できた、かな。刺激を受けてもっと勉強したい欲求が。


自分の発表について。。

自分が修士の時に研究していたゲーム理論と制度設計のかんたんな話と、GoogleAdWordsの価格設定とオークション理論あたりの仕組みの話。

あまりここらへんの話を知っている方が少ないようだったので予備知識ない方むけの説明でした。

スライドは口頭での発表を念頭に置いた物だったのでアップしません。。またちゃんと整理し直してブログに書いてみる、予定・・・。

発表後に質問に来てくれたり、懇親会で話かけてくれて議論もできて、拙いながらも発表してよかった。ブログに書くのも良いけれど、直接プレゼンできる機会はそうないしありがたい。


「情報」について

情報科学とは何なのか、どこに向かうのか。ちょっと思ったこと(妄想)を書いてみます。メッセージ性ゼロです。

今回の会は、情報科学:conputer scienceとは銘を打っているけれど、工学的な部分や社会学的なものも含めて情報学:informaticsのほうが適切なのかなとは思う。scienceというくくりだと誤解も多いし制限されてしまうような。これは自分が考え出したことではなく、長尾真先生のご発言からの引用です。

そしていろんな分野で情報技術がイノベーションの触媒になっている時代、むしろ各分野に情報学は入ってくとおもしろいのかなあとは思ったりします。

たとえば今はやりのビッグデータも、その活用には情報技術だけでなくその分野の知見も必要。つまり、ちょっとかっこいい言葉を使うとコラボレーションが必要だと思うのです(無責任)。そういう意味では、もうちょっとビジネスサイドがわかる研究者/エンジニアが増えるといいのかなとは思うし自分もそうありたい。ユビキタスとかIT革命とか国のお金をつかってなんかいろいろありましたけれど、情報学のことをちょびっと知っている人がすこし増えれば、身近なところで安価にできることも多そう。啓蒙めいたものは必要なのかもです。具体例は割愛。

もちろん科学なほうの情報学もまだまだあついです。コンピュータがどこにでもあるくらい普及した時代だけれど、情報科学はまだまだやり尽くされていません。蛸壺研究もあるけれど、巨人に肩車して遠くを観ないといけないことはたくさんある。ブレイクスルーした人工知能とかBMIとかシミュレーションでもほかもろもろ(あんまりホットなトピックスわかっていないかも・・・)

ただ、これだけコンピュータが身近になっている時代だけれど、大学での情報学科の人気は下がっているらしいのが気がかり。いろんな分野で情報技術がイノベーションの触媒になっている時代だし、もっとみんな情報しようぜ!


これからも情報学が必要とされる時代、若手の会はおもしろい役割ができるんじゃないかなあと期待しています。その過程ではいろんなひとがはいってきてわけ分からなくなったり分化したりするかもしれませんが、それはそれで意味があると思うのです。高専カンファレンスや各種分化された勉強会・カンファレンスとは違った意義があるはず。


それと「科学」へのスタンスについて。研究をすすめるには好奇心が大事なのは間違いないです。それに加えて、対抗心や、みんなに伝えたいという欲求も動機になっている気がします。そういう動機付けの場として。さらに、他分野の人とおはなし(+議論)できてアイデアも夢も広がる。いまの自分のお仕事はこうした科学からは離れているけれど、在野でもできることを考え続けていきたいな、と。情報科学に限らず、ね。(ゲーム理論でご飯を食べて行くにはどうしたらいいんだろう)


ということで筆を置きます。以上、乱筆すんません。日本語力をまず磨こう・・・。


参考: