今日はビブリオバトルに行ってきました.
今回の会場はCafe Bibliotic Hello! カフェ ビブリオティック ハロー!| Halo Galo ハロー画廊
という二条のおしゃれな喫茶店です.
参考url
ビブリオバトル@片井研究室 from 2007 to 2008
知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
まず今日が初めての参加だった僕が感じたビブリオバトルとはなにかについて.
これは書評戦争です.参加者それぞれが,己が紹介する本こそ最強と信じ,それを他の人に紹介していく戦です.
かといって対立するわけではなく,お互いが紹介する本を褒め称え,
掘り下げて行くのです.本を種にして,話という木を育てるという感じでしょうか.
さらに,本の内容だけでなく,その人の興味・生き様・その人そのものも分かるという,人間的で素晴らしい戦いです.
なぜ本なのか.
僕はビブリオバトルのルーツを詳しく知りませんが,
たにちゅーさんの,みんな対等になれる,というのが大きいと思っています..
これは,論文などの場合は専門的になりすぎ,だれもつっこめなくなることが多いですが,本の場合は紹介者の技量で,いくらでも他分野の人を魅了することが出来ます.
前置きはこのくらい.進め方はとてもシンプルです.
本を5分で紹介.最低5分,伸びても5分半で切るという制限.そして発表後に質疑,というよりは本をネタにしたおしゃべりが数分続きます.
そしてそれを交代して続けていく.
人によっては本を数冊,意味を繋げることで一気に紹介することもあります.
本と人さえ集ればどこでもできる(あまりカフェに長居すると迷惑なので避けましょう!)お手軽な知的決戦です.みんなもっとやりましょう!
今日は9人の方が紹介していきました.
そして,初めての自分がトップバッター.
紹介したのはアゴタ・クリストフの「悪童日記」
4分くらいで切れそうで,うまく行きませんでした・・
もっと話の起承転結をつける練習をしないと行けませんね.
もしかしたらこれが練習なのかも知れません.
そしてみんな紹介していく.
1冊の本から話が膨らんでいくのはとてもおもしろいです.
総人のM下さんのフィールドワーク.H野さんのGit本,オープンソース本.
たにちゅーさんのスマートグリッド.他にも性的な言葉.世界を知る.サービスについての本.M本さんのGoogle本,Javascriptの本・・
そして最後に自分の二回目の紹介本「冒険投資家ジム・ロジャース世界大冒険」
参加者の傾向からか情報系の話に走りがちでしたが,哲学・フィールドの視点からいろいろ洞察を得られた気がします.
実は阪大時代のちょっとした知り合いがいたり,少しオドロキもありつつ,
異分野・異世代の人との交流は,いかに自分の世界が小さいか知らせてくれるとてもよい機会でした.知らない魅力的な本を知ることもできたし,本を通した出会い,素敵ですね.
終了後は近くにある,K田さんのオフィスに移動しておしゃべり.ビブリオバトルの今後や,遠大な計画.そしてまた本の話...
日本のこれから,どうなる投資.などなど.