ぜぜ日記

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Java Day Tokyo 2013にいってきたお話

5/14に日本オラクル主催のJava Day Tokyo 2013に参加するため秋葉原にいってきました。
Java Day Tokyo 2013


自分はまだJavaのことをなにも知らないんなあ、と感じてなかなか有益だったので簡単にそのメモを書いておきます。


キーノートではOracle本社のvice presidentが何人もきて今年9月にリリースされる予定のJava SE 8についての概要が紹介され、午後にはそれぞれのセッションで細かい話があるという流れです。

2時間のキーノートを一行でまとめると、ラムダ式を使って簡潔にコードを書こうぜ、Java Swingの後継であるJava FX8を使えばリッチなアプリケーションを簡単に書けるよ、Java Embeddedで組み込みがイケてるぜ、という感じでした。


組み込みもJava

特に、組み込みはRaspberry Piという3000円ほどの基盤を使えば驚くほど簡単にものがつくれるということで良いです。昔、LEGOのマインドストームでCっぽい謎言語で書いて動かしたときはわりと難しかったのですが、それよりもかなり簡単に書けそうな印象です。カメラやethernet端子もついていて、簡単に製品のモックアップがつくれそう。
ぱっと思いつくところでは、ストーキング用の製品かヘルスケアの監視系かでおもしろいことできそうかなと思ってます。身近だとArduinoやってる人は多そうだけれど、どっちがよいのでしょうか。日本語情報や関連製品はArduinoのほうが多いけれどCライクな言語でしか書けない?のが違う。ハッカソンぽい感じで議論してつくっていくと楽しそうです。
>みなさま
こんどやりましょう。



エスケープフロムレガシーJava

現場を支えているのは一部の優秀なエンジニアだが、このままでは空洞化するしJava EEをつかってレガシーを脱却しましょうというお話。

struts1がEOLを迎えたけれど、まだ使っているところも多いです。
Apache Struts 1 EOL Announcement

きちんとサポートされるものに移行するべきなのですが、そう簡単に移行できるはずもありません。コストがかけられなかったり、自社フレームワークに組み込まれていたりと・・・。


最新のJava EE 6 では各サードパーティフレームワークが提供していた機能を自前でもっているのでサードパーティフレームワークを使わなくてすむので綺麗に書けるし生産性高いし全部公式なので安心なのだそうです。
JSFコンポーネントベースに記述して、CDI(Context Dependency Injection)するなどなど。Java EEは機能が複雑だなと思ってるけれどよく考えるとSpringの複雑さもたいがいだし全部公式で書けるならそれがいいのかもしれません。Oracleのなかの人が言っていることをさっ引いても、JavaEEは良さそうだなと思います。

ただ、いま動いているシステムから移行するコストがあることと、難しいJava EEが分かる人材が確保できないなど課題は多そう。レガシーJavaJava EEシステムにマイグレーションする方法とか考えてみたい。


とりあえずStruts1をつかってる独自フレームワークなんとかしてほしい。よっぽど特殊かドメインが限定されているので無い限り、独自フレームワークとか独自標準化とか技術やプロセスの進化や保守コストをあまり考慮してない気がしてよくない。。


Javaでソフトウェアつくろう

この頃はできるエンジニアの方々はみな軽量言語か関数型のかっこいい言語をつかっている印象がありますが、Javaもまだまだ進化しています。みんなJava書きましょう。
Java EEも含めると仕様が肥大化している気がしないではないですが、Oracleが公式に標準化してやっていることを考えるとちょっと安心感はあります。)


資産も多いし、エンジニアも多いです(ただしry)。
まだ会社で使用するJavaをバージョンアップはできないかなという感じですがどれもおもしろそうで試してみたい。


ただ、お仕事ではSE8を使うのはまだまだ先でしょうか。*1
これを使うためのシステムと考えると順序は逆になりますが、生産性をあげて楽しく開発するためにも勉強し解きたいです。

Beginning Java EE 6 GlassFish 3で始めるエンタープライズJava (Programmer’s SELECTION)

Beginning Java EE 6 GlassFish 3で始めるエンタープライズJava (Programmer’s SELECTION)


その他

Javaでマルチスレッドもかなりすごい。並列処理を実装するならこの記事のスライドと動画は一見の価値あり。
Concurrency Utilities for EE 7 | 寺田 佳央 - Yoshio Terada



18時以降にあったJava the Nightはスタッフさんに聞いたら表彰とかコミュニティ活動とかです、とのことだったので帰ってしまったけれどタイムラインをみてるとおもしろそうだったので勿体ないことをしたかも。



以上、簡単ですが参加メモ。今回は聴くだけだったので次回は「Java EEに移行してみてわかったこと」とかやれるようになりたいです。


さらにその他の日記

会場のアキバでは平日の昼から客引きのメイドさんがたくさんいるしAKBカフェも並んでいるしなかなか文化的でした。客引きのメイドさんに絡んでいる中学生くらいに見える童顔の少年が印象に残っています。


お昼は駅のそばにある麺処MAZERU。二郎インスパイアな油そば?チーズや野菜マシのトッピングが無料ですてきですが、濃い。。
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夕食はなぜか神田の天下一品に。
たまに天一が食べたくて食べたくて仕方ないときありますよね。この日はまさにそんな日でした。
そして今日は体のためにもスープは飲まないでおこう、と思っていても気付いたら全部飲んでいるというのもお約束です。こってりとはいっても油っぽさがあまりなくて野菜な旨味が好き。
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あと会場のUDXでは同じフロアに東京アニメセンターなる施設があって「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」展を無料でやっていたので昼休憩に寄ってみました。
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Java Day Tokyoに行ってきてすごく勉強になった、という話をFacebookにこの写真と合わせてポストしたら、普段の倍以上のいいね!がついて困惑しております。

*1:バージョンアップした場合に現行のアプリケーションが正しく動く保証がとれないため・・・。Ruby2.0ほど性能面の差がないのでそこを確認するコストのほうが大きくなる。マルチスレッドでスケールさせるなら別かもだけれど