うんこめも

自律分散うんこ製造システムについてのメモ

Slackとコミュニケーションツールの選び方

Oracle社は14万人でSlackをつかっているらしい。

14万人がSlackを使うオラクル、メールでもチャットでもない魅力を語る(週間アスキーhttps://weekly.ascii.jp/elem/000/000/428/428690/

それだけいたらどれだけワークスペースがあるんだろう、とか、役員会とかもワークスペースがあって、そこになにかの案件でゲストとして招待されたら緊張するだろうな、とか考えたり。

14万人でEnterpriseプランだとどれくらいになるかわからないけれど、プラスプランの1人月1,600円だとしたら1年で26億円。すごい。 コミュニケーションツールは、データも業務フロー双方でかなりロックインされるしでしばらく抜け出すのは難しそう。

この記事で、おやと思ったのはSlackを、メールでもチャットでもないものとして取り上げていたこと。

Slackってなんなんだろう。

さて、ここから本題です。ある架空の組織での話で、Slackをコミュニケーションツール悩んでいる話を書いてみます。オチはないのですが、よければ感想など聞けたらと思っています。

前提

・ある、30数名くらいの組織にて、これまでメール中心にやってきたけれど人も増えてきてコミュニケーションを円滑にしていくのにチャットツールを導入したい。
・Slackを試験導入(無料)してみたところ一部チームではうまく使えているけれどどそのチーム以外にうまく広げられていない。
・無料期間という甘えもあって、本気で組織内普及もできていなかったということもあるけれど組織の内部だけでもメールとHangoutが使われ続けているし、Slackが難しいと感じていたりする人が多い。
・全員集まる機会はまれで、PCをほぼ使わないメンバーも多く、ITに不慣れなものも少なくないことも原因の一つかもしれない。
・でも、そろそろ人も増えてきてコミュニケーションの道具を整理してスムーズにしたい。しかし、有料化するにはSlackはやや高い。かつ、かなりロックインされるので戻れないため慎重に判断したい。

そして重要なのが、Slackがそれに値するよいものかどうかを、意思決定者が確信を持てていない(しかし、世の中の多くの先進的な企業に採用されているのであれば、自分がなにかを理解していないのではないか?)。

とるべき選択肢

・お金をかけてSlack有料化して全力普及する
・Slackをうまく使えているチームに旗を振ってもらって、組織内の普及を励んでもらって、その成果で有料化するかどうか決める
・ほかのツールを探す
・Hangoutがまともになるのを待つ

どうするべきだろう? まず、現在おもに使われているメールの欠点とメリットを考えてみることでチャットツールのことを考えてみます。

メールの欠点はなんだろう?

メールは、おもにITエンジニア界隈では古くさいものとしてみられがち(な気がする)
・リアクションが返信という、参加者のアテンションを奪うものしかないためハードルがありコミュニケーションのハードルが重くなる
(i一方のSlackなどでは気軽にリアクションできる。Typetalkとかでは何度も打てるスターがある)

・メールそのものの重要度を設定できないため、(組織によっては)コミュニケーションのハードルがあがる。
軽い話題も、重い議論も平等。
Microsoft Exchange(同士)では、メール送信者が重要/非重要のラベルをつけることができるとか、Gmailでは重要度を自動判断したりとかはある)

・宛先が固定されていて、その時点で正しく設定したとしても後のメンバーが話題を参照しにくい。特に、新規参画する人がいると、情報をキャッチアップしにくい。
(Slackでは検索して参照したり、過去のやりとりをリンクとして共有できて便利。話題を必要としていたり、興味のある人が参加でき、またあとで招待できる)

余談だけれど、一部で指摘される下記の問題はメールの欠点ではない。
・メールは(チャットと比べて)形式的になりやすくて送信コストが高い、とかは組織の問題でメールの問題ではない。メールでもみんな一行返信でいいよ。
・1つのやりとりで話題が増えると追っかけられなくなるはGmailのスレッド機能がある程度解決している。返信されなくなるのは、Slackでも同じ。

メールのメリットとして

・(特にGmailでは)処理済み/不要メールをアーカイブしていくことでメールボックスに残っているものは要対応なものとしてタスク管理的に使える(GTD的ですね)
→ 逆に、Slackメインの方々はタスク管理、どうやっているんだろう。都度都度、課題管理システムに起こす?(もちろんメールでも重いタスクは課題管理システムに登録すべきだとは思う)
Slackで質問があって、返そうと思っても、途中で別のことに気をとられたりするうちに、どこのチャンネルかわからなくなったり、チャンネルも流れていったりしがち。

・社外のひととのやりとりと社内を同じツールで使える。社内転送したりとか
(Slackメインの組織でここらへんの必ず発生する社外とのメールをどう連携しているかは気になる。二重管理にならざるを得ない?)。

その流れとして、Googleのチャットツール、Hangoutは一部よくできていた(過去形)
Gmailのメールの検索でhangoutのやりとりも引っかかる
・チャットに途中に参加した人も、過去ログを読める
Gmailの画面で送受信できるので気付きやすい
・モバイルアプリもぼちぼちよくできているし通話、テレビ会議もぼちぼち。

ただし、Slackと比べると、
・チャンネルのように話題ベースで発話しにくい(できなくはない?)。
・マルチメディアや別サービスとのインテグレーションが難しい
という欠点があった。

GoogleはG Suiteの一環でChatをつくりなおす!とぶちあげていたけれど、けっこう悲惨だった。
2019/10に新しいものつくるらしいので期待はしている。

脱線しますが、G SuiteはGoogle+の失敗の知見をうまく活かせているか心配。
冒頭でGoogle+を参照してプロダクトマネジメントの重要さを説いたInspiredという本がめっちゃいいので、ソフトウェア開発に関わる人(特に、経営者、ビジネスサイドのみなさま)読んでください。無料で読めます。

inspiredjp.com

第2版の日本語化も熱望しています(協力します)

Slackについて

さて、メールの話でもSlackに触れていたが、Slackについて検討するときも、メールと同じように欠点から見ていく。
まず価格。1人850円/月。30名で306,000円。少数精鋭なIT企業とかスタートアップとかならともかく、非デスクワークなメンバーやパートタイマーの多い組織だと割高に感じる。

もちろんこういう話題もあるけれど、価格というよりもツール自体に確信が持てていない。

一方でTypetalkの25ユーザから50ユーザまで年79,800円は魅力的・・・。Slackを試験導入しているので、また新しいツールか、という疲弊を含めたスイッチングコストは高いけれど。。
www.Typetalk.com
(あるいはSlackのエクスポートデータをインポートするのサポートしてくれないかな。データも見ていない。

あとは、ITツール不慣れな人に触ってもらうと、けっこう難しいと感じやすいと思う。
チャンネルとは何か、いつ返信すべきか、スレッド機能でクローズに返信しがち、それに気付かず放置されがち。
というかスレッド機能、デフォルトでそのチャンネルにも投稿してほしい。

近い話題で、Typetalkでは、ハッシュタグでまとめ機能つかえるのけっこういいと思う。

www.Typetalk.com

そのほか

そのほか、Discordを業務で使うのはどうなんだろう?ログインメッセージが恥ずかしい問題はあるけれど。
LINE WORKSつかっているひと知らないので使い勝手だれか教えてください。
ChatworkするならTypetalkかな、、(ちゃんと比較検討できていません)

フリーランスの方や、スタートアップ系でたまにいらっしゃるのだけれど、Facebookを業務のやりとりでつかうのはけっこうつらい。検索性が悪いし通知がきて返信しに行ったらついついウォールを眺めてしまって時間が消える。

そうこう書いていたらSlackに年30万くらいいいじゃん、という気持ちになってきたけれど、もうちょい確信が欲しい。

そういやMicrosoftに買収されYammerどうなったんだっけ。

以上、オチはありません。なにか後押しというか確信が欲しい。

コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)

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