ぜぜ日記

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梅佳代展にいってきた

ブラインドを閉め切った部屋でキーボードを叩くだけの仕事ばかりしていることに危機感を覚えて、たまには文化的なことをしようと東京オペラシティでやってる梅佳代展に行ってきた。


梅佳代さんは石川県の柳田村出身の写真家。といってもザ・フォトグラファーによるザ・作品というような固い感じではなくて気取らない日常の写真を主に撮っている。ピントも甘いし母が昔撮った写真のようにオレンジ色の日付が右下にはいっている。けれど、けれど、いい写真。
癒やし系のおじいちゃん、やんちゃな大阪の小学生、達観したかのような白い犬。くすっと笑えたりほんわかした気分になったり、写っている人のいまが気がかりになってしまう。


子どもや老人が気楽に構えているか素のままで写っているのをみると、よっぽど気を許してくれるのだと思う。これは才能なのだろうか。そうでないならそのワザを知りたい。


あと、けっこうドキっとするような写真があって盛り上がるのでカップルで行くといいと思う(意味深)


サイトにいくつかサンプルが載ってるので、お、と思う人はぜひ。6/23までやっているそう。
梅佳代展 UMEKAYO[展覧会について]|東京オペラシティアートギャラリー




同時にやっていて同じチケットで入れる難波田龍起の具象、秋山幸もなかなかよい。
難波田龍起の病床ノートは暗い抽象画のようでなにかに見えて不思議。秋山幸は底抜けの明るさがある。


文化的なことをするつもりがクスッと笑ったりドキっとして楽しい時間を過ごせた。自分も自分の周りのひとのいい写真を撮っていきたいな。


ちなみにこれは自分が撮った生意気な親類の写真。カメラを向けると変顔ばかりする小二男子。
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