路上園芸という言葉がある。村田あやこさんという方が町のなかの緑のよさに着目してはじめた分野だ。氏の著書、たのしい路上園芸観察(2020)によると、「住人によって路上で営まれる園芸」と「人の手を離れ、路上が営む園芸」の2つがあるという。
RubyKaigi というプログラミング言語Rubyのカンファレンスで5月中旬に沖縄を訪れた際、自分の住んでいる関西よりも活力のある南国の路上園芸に接することができたのでいくつか紹介してみます。断り書きのないものは那覇で、路上に限らず、建屋内でのものもよかったのでいくつか取り上げます。
まず繁華街の竜宮通りをみても緑が多い。
この金属製の容器はなんなのかわからないけれどかっこいい。エアコンの配管がシャッターをやぶっているのもクール。
繁華街の裏。みっしり鉢が集まっている。
高さに限りがあるところにも。隙間があれば緑。
プランターを破っても自立し続けている。
伸びすぎてアーチになっているかと思いきや支柱は道路の真ん中まで伸びている。自由。
反対からみてみると反対側の家も対抗してか大きな木が育っていることがわかる。
交差点の角も緑。さわやか。
つる性の植物に覆われている。ポスターはわりあい新しそう。
金武町のいしじゃゆんたく市場の隣のお店?園芸屋ではなさそう・・・
いじじゃゆんたく市場はこちらご参照ください。自分にとっては憧れの地だったけれど、同行者大人3名こども3名はまったく関心がなさそうだったし、うちの3歳児はトイレがいつもと違いすぎることに衝撃を受けていました。 dailyportalz.jp
浦添市のハリーズカフェ。スープカレー美味しかったし窓越しの緑もさわやかでよかった。
通りをみると、道にもベランダにも緑。
いい感じの飲み屋が連なる栄町市場(これは2023/7撮影)
種類とプランターをそろえると秩序感がでる(これも2023/7撮影)
屋上に緑があるところも多い。ここは廃墟のようだけれど屋上の防水シートどうなっているんだろう・・・。メンテナンス不可能な気がするんですが。
モダンなおうちもちらほら。これはつる植物を這わせる設計になっていてかっこいい。
小さい花鉢が並んでいることによって影もおもしろい。
久茂地川から望むホテルサンパレス球陽館。この植栽の豊かさはすごい。川沿いも気持ちよい。
屋上の緑地、憧れです。
モノレールからは屋上にプランターをしきつめているおうちも。楽しそう。
そんな感じで沖縄は路上の緑も豊かで散歩が楽しいところでした。もうちょっと樹種がわかるとより楽しめそう。また行きます。
(追記)あとで思い出したんだけれど、以前に読んだベトナム建築行脚でも、南国で緑が建物に不可分に彩られていたのを思い出した。ベトナム路上園芸は奥が深そう。