ぜぜ日記

ブログです

2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年最高におもしろかったノンフィクション13冊

このごろあまりフィクションが読めなくなった。 ミステリもSFもラブストーリーもラノベも純文学も読もうとはしているのだけれど最後まで読めたのはほんとうに少ない。読書メモに書いたものを数えるとたった6冊。これは感受性が鈍くなったからかもしれないけ…

11月12月に読んだ本:こんな夜更けにバナナかよ、洗脳の楽園、マイ・アメリカン・ジャーニー、沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

マイ・アメリカン・ジャーニー、こんな夜更けにバナナかよ、考える生き方、フェラーリと鉄瓶、洗脳の楽園、誰にも書かれたくなかった戦後史

農業について調べてみたことメモ

農業で気になっていたことを調べてみた -自給率ってそんなに大事なのか -TPPってどうよ −農業で食っていけるのか -国内外の農業の状況について

人類には早すぎたコミュニケーション技術:ラブホテルテレビ電話

テレビ電話・・・それは大阪万博で華々しく登場し21世紀には普及するだろうと思われていた未来の象徴。21世紀もとっくに突入した今、skypeなどのビデオチャットは広がっているもののテレビ電話なんて言葉は使われなくなっている。Polycomなどのテレビ会議シ…

ACの法則の海外事例

ある自伝を読んでいて、多くの人は読み流すだろうけれどハッとする記述があった。そして続けて読んだ別の自伝でもそれが触れられていて衝撃を覚えた。こいつらはACだ!ACの法則は海外にも通用する!と。 ACとはなにか まずACとはなにか。未踏スーパークリエ…

9月10月に読んだ本:羊の歌、神々の山嶺、解剖医ジョン・ハンターの数奇な人生

解剖医ジョン・ハンターの数奇な人生、代替医療解剖、羊の歌、宇宙船地球号操縦マニュアル、進化する魚型ロボットがぼくらに教えてくれること、実況料理生物学、診断名サイコパス、神々の山嶺

日本の中学生が世界で一番強い奇妙なスポーツ

中学生が最も強いスポーツ競技はあるのか 世界にあまたとあるスポーツのなかで大人よりも中学生が強いなんて種目はあるだろうか。 オリンピックでも10代ばかりが勝利する競技はあまりないし、ましてや義務教育を受けている年の子供が上位を占めるような競技…

知性・ネット・インフレ 「プシスファイラ」は最高のSFだった

すごいSFを読んでしまった。きっかけはひと月ほど前に日本で急速にブームが来て急速にしぼんでいったブラウザゲーム「クッキークリッカー」。 ゲーム性も注目に値するのだけれどそのSF的な小道具の使い方とインフレ具合がかなりおもしろく、興奮して翌日9時…

そろそろウィザードについてひとこと言っておくか

日曜日の朝8時から仮面ライダーウィザードが9月29日で最終回を迎えた。 話的には先々週に終わっていたのだけれど謎の番外編的なおまけが2話あってやや混乱。これは別世界でおこる仮面ライダーオールスター的な話だ。ニチアサ系の映画にありそうな話だったか…

初人間ドック。自分の胃の中を覗いてトラウマを克服したかもしれない話。

なんとか激闘の2Qを生き抜くことが出きたので10月1日は会社の福利厚生で人間ドックに行ってきた。前日は9月を終わらせるための仕事が多く、終わらせるために2駅分タクシーに乗ることで終電を30分遅らせるメソッドを発動して帰宅。 そこから問診票を書いて検…

かかし商店街 〜第16回かかしコンクール〜

近所でかかしコンクールというものをやってました。 毎年の夏になっているおまつりみたいで今年は16回目だそうです。主催は商店街ですが後援に都立現代美術館があり、表彰もそこで行われるのである種のモダンアートなのかもしれません。ただ、なぜ作物を鳥獣…

クッキー、グランマ、宇宙。あるいはインフレーションについて

ポケットの中のクッキーを叩くと倍になり、さらに叩くと倍になっていくというのは多くの人が知っていることと思う。 *1 一部の合理主義的な唯物論者たちはクッキーが増えるのは半分に割れるからだということで納得しようとするけれど、今や多くの人はクッキ…

馬蹄の赤錆をとった話

ひょんなことから錆だらけの馬蹄をもらってしまった。 せっかくなので文鎮か鍋敷きにでもしようと錆を落としてみる。たぶんG寺ハウスの影響もあるかもしれない。 赤くなっているのは鉄の赤錆っぽいので鉄製と見込んで調べてみる。自分の化学知識は高校生レベ…

メロンのワタから種を取り出すたったひとつのやり方

スプーンでくり抜いてワタを器に取り出したら、それからスプーンを使って種を仕分ける。以上。 知人がメロンを持ってきたので美味しく食べたのだけれどワタの扱いに悩んで種を分離しました。 ここしばらくで一番集中したかも。種は植えようかな。

7月8月に読んだ本:匂いの人類学、新宗教の解読、WATCHMEN

8月が終わるとなぜかぽっかりと穴が空いたかのような気分になる。なぜだろう。 強い日差しと蒸し暑さ、濃い緑の匂い、にじむ汗・・・しんどいのになぜか愛おしい。ただこれは夏かくあるべしというイメージがこびりついているためな気もする。どうだろうか?…

人生に疲れたら地学系の本を読むといいと思う

帰省したところ百田尚樹氏の「海賊と呼ばれた男」が置いてあった。出光興産の創業者をモデルにしたベストセラーでなかなか評判らしい。あんまり本を読まなさそうな知人もおもしろかったと言っていたのと「永遠のゼロ」がうまく書かれていたことを思い出して…

事実の証明:警察官の依頼で答申書を書いたお話。

先日、たまたまある出来事を目撃してしまい人生ではじめて警察に答申書を提出してしまった。その過程で気になることがあったのとあまり派手な事件でなかったからかGoogleニュースでも出てこないので少し日記代わりに書いてみる。オチとか有用な情報はありま…

サイクル・ツーリング・アラウンド・淡路島

先日、淡路島を自転車で一周してきました。 いい島でいい体験ができたのでステマ(捨て身マーケティング)レポートを書いてみます。 淡路島はイザナギとイザナミが日本列島の中ではじめに創造したというたいへんに由緒正しき島です。東京どころか京都さえ目…

ゆるふわアジャイル #4 はじめてのテスト駆動開発

アジャイル開発の奥義読書会、通称ゆるふわアジャイルはちゃんと続いています。本日は5回目で7章「アジャイル設計とは」と8章「単一責任の原則」についてやりました。 この記事では前回のエクストリームプログラミング開発のケーススタディについて感想を書…

5月・6月に読んだ本 :キャバクラの経済学、日本奥地紀行、世紀の空売り、ドロヘドロなど

今回も先月と先々月に読んで印象に残っている本の記録を書いてみた。 言葉でたたかう技術 1929年生まれで1952年から夫についてアメリカに留学した加藤恭子さんによる文化的差異と言葉についての本。 アメリカで長く生活していた経験や、アリストテレスから佐…

文化と感性の話と東京江戸博物館のファインバーグコレクションに行ってきた話

美術館・展覧会・写真展。とても恵まれていることに、この日本ではこうした文化的な場所や催しがたくさんある。自分はあまり文化的な素養はないけれど誘われたり女の子と遊びに行く口実にと稀に(特に後者)行く機会がある。 アーティスティックなものに触れ…

梅佳代展にいってきた

ブラインドを閉め切った部屋でキーボードを叩くだけの仕事ばかりしていることに危機感を覚えて、たまには文化的なことをしようと東京オペラシティでやってる梅佳代展に行ってきた。 梅佳代さんは石川県の柳田村出身の写真家。といってもザ・フォトグラファー…

日本でたぶん最初のグローバル起業家が鬼畜すぎる件について -日本残酷物語I

明治時代に海外で起業した男の話を読んで衝撃を受けた。 1891年にシンガポールで起業というのは海外を拠点に事業を起こした日本人として初ではないか、とは思う*1。そして彼が堂々とやっていた事業は吐き気を催すようなものであった。 若者はもっとグローバ…

ゆるふわアジャイル#2 「アジャイルソフトウェア開発の奥義 」

※ちなみに#1は土曜の朝から懇親会だったので記事はありません。 実は先週から「アジャイルソフトウェア開発の奥義」の読書会をやってます。 アジャイルと言うよりもオブジェクト指向設計がメインな感じであんまり現場で学べないけれど必要なことをこっそり学…

ファイナルファンタジーVIIIのオーケストラを聴いて

五月晴れの日曜日にガーデンオーケストラによるオーケストラを聴いてきた。ファイナルファンタジーVIIIという1999年に発売されたゲームの音楽だけを演奏するというかなり特徴的なオーケストラだ。ガーデンオーケストラ | FINAL FANTASY VIIIの世界をオーケス…

Java Day Tokyo 2013にいってきたお話

5/14に日本オラクル主催のJava Day Tokyo 2013に参加するため秋葉原にいってきました。 Java Day Tokyo 2013 自分はまだJavaのことをなにも知らないんなあ、と感じてなかなか有益だったので簡単にそのメモを書いておきます。 キーノートではOracle本社のvice…

Facebookのなりすましが5/18から増えている件についてメモ

Facebookでなりすましアカウントが量産されている感じなので、ちょっと調べてみた。 あんまり記事にまでなっているものがなさそうなので拙いけれど、ブログに書いてみます。 ** 昨日、ある友人からFacebookのリクエストがきた。 けれどその友人はすでにFac…

3月・4月に読んだ本

先々月に書いたのに続いて読んだ本の棚卸しをする。恥ずかしいのは除いてます。 1月・2月に読んだ本 - うんこめも まず個別に記事を書いたのが3冊。ノンフィクション2冊とビジネス書1冊。ただし小学生並の感想*1。 (読書メモ)日本をもっとも知っていた男の…

日本中を歩いた民俗学者のドラマ「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」

長くウガンダにてフィールドワークしていた女の子から薦められた「忘れられた日本人」を読んだのは3年前。つい数十年前の日本には自分が想像もできないような生活をしていた人々がいたことに衝撃を受けた。それを書いた宮本常一はどんな学者だったのだろうと…

(読書メモ)「NASAを築いた人と技術」 -組織の文化とプロジェクトマネジメントについて

なぜ人はNASAに憧れるのだろう。 NASA、米国航空宇宙局は69年の月面着陸という前人未踏の偉業やアポロ13号の成功した失敗などのプロジェクトを担った科学技術の最先端の機関として絶対的なきらめきとブランドをもっている。 けっして通販番組で登場する「洗…