鯉のぼりというと、空に向かって伸ばした竿に、上から大きい順に並んでいるイメージがある。今年、うちの子が保育園で画用紙を切ってつくった鯉のぼりもそうだったし、Google画像検索でもだいたいそう。世の中には、川にロープを渡してたくさん並べて「映え」を狙ったものもあるように、必ず縦でないといけないわけではないけれど、縦が標準という先入観があった。
しかし、先日、RubyKaigi というプログラミング関連のカンファレンスで那覇を訪れてうろうろしていると、街中には京都や滋賀よりも鯉のぼりがたくさんあるし、ほとんどが横並びだったことに気付いた。沖縄在住20年長の義妹によると、たしかに鯉のぼりは本土よりも盛んかもとのことだったけれど、横並びの理由はよくわからないそう。
ちなみに、沖縄タイムスにも「こいのぼり」というサブカテゴリーがあり、今年だけで沖縄地域の16本もの記事がある。京都新聞でも10何本かは記事があるけれど埼玉や宮城や能登など全国が対象で密度が違う。
背景はさておき、まぶしい日差しのなかの鯉のぼりはすがすがしいものがあったのでいくつか紹介してみる。
マンションのすきま。日よけを吊っているところだと鯉のぼりも設置しやすいのかも。
変哲のないアパートの裏口のようなところにも。ちなみにこの近くにあったパーラー菊江のタコスそばが美味しかった。
保育園の軒先もカラフル
大きな公園ではたくさん。
縦向きある。立派だ。
商店街にも
のうれんプラザの中の通りは手作り感。これは横に吊るしつつ、水平方向を向いていて珍しい気もする。
アパートからもあえて横向きに吊っていそう。
こうしてみると、横向きに吊るすことで風がない場合でも重ならないでいて見目も美しく、鯉が天を向くことで登っていくぞ感があって縁起もいい気がしました。オチ無し。