追記(2018.11.16)
本件、新住人が決まったとのことで募集停止です!ご検討・ご質問・拡散してくださったみなさまありがとうございます!
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東京に清澄白河というエリアがあります。東京駅から東へ徒歩25分、江東区の下町で深川八幡さんの裏手です。
清澄白河という駅ができたのは2000年なのでまだ18年と新しいため、古くから東京にいる人にはなじみのない地名かもしれませんが、じつは大江戸線と半蔵門線が通って、渋谷や六本木や上野(広小路)、新宿、大手町まで一本で行ける便利エリアです。さらに、ここ5-6年はブルーボトルコーヒー1号店ができたり、意欲的なお店もたくさんできて雰囲気も変わりつつあります。
この清澄白河には、自分が東京1年目、2011年前から2015年1月まで住んでいました。 おだやかで近隣のコミュニティもおもしろく東京の印象が大きく変わった場所です。
ただ、下町とはいえ、ホームズで調べると面積17平米の1Kでも10万を超えるところもあり、8万円以下はほぼないくらい。 https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/kiyosumishirakawa_09700-st/list/
こういうところで住むのは価格的につらいこともあって、ファミリー向け4DKを借りて、それを友人と一緒に借りるという形でシェアハウスをはじめたのです。 そこの経緯や振り返りはこんな感じ。
ここのシェアハウスは、自分が東京出張などの際にも寄る機会もあっておもしろい場所なんですが、なんとこの度、住人2人が、それぞれ結婚と転勤で同時に引っ越すことになったため住人の募集があります。
これまでもおもにITエンジニアが何人も住んでいて、個室もありつつリビングでは勉強会のほか、料理イベントやゲーム・鑑賞会が開催されるシェアハウスです。落ち着いておだやかな場所なので、清澄白河でシェアハウスライフしてみたい方、よければどうですか?
諸事情で見つからなければ解散が決まるそうなのでおはやめに!
詳細や内覧については原住民代表の id:decobisu さんにお知らせください。
さて、最近のシェアハウス観。 10年前、2008年には聞いたことのない概念でしたが、ここ数年急速にひろまっていますね。 自分も京都と東京で1か所ずつ住んで、6か所くらい遊びに行きました。住民やエリアによって個性も雰囲気も違ってたいへんおもしろいです。 かぼちゃの馬車のようにたくさん供給して倒産するところもあったり、社会現象にもなっています。
これは、現代の長屋・若者の貧困化としても語られますが、分断しがちな核家族・単身世帯の増えた社会でひとつの互助的なネットワーク・コミュニティのきっかけ、になっているのではないかとも思います。ウチとソトの境目がなめらかになるイメージです。
自分はつい最近まで京都でもめいちゃんちのシェアハウスREDIYに入居していたのですが、ここのコンセプトは「日常を拡張すること」。 この、めいちゃんちに限らず、シェアハウスに住むことでもともとの友人や職場、趣味以外にも、シェアハウスの住民やさらにその友人と出会えます。さらに、キッチンやお風呂などの水回りも共有することで私生活のノウハウや職場や学校のうわべだけではわかりにくい、価値観の多様さなどに触れる機会でもあって、寛容さにもつながるんじゃないかと。 もうちょっとシェアハウスという選択肢が一般的になっていくといいなー、と思っていて、スルガ銀行とかぼちゃの馬車と、不労所得をもくろむ人間たちの出資で東京に大量供給されたシェアハウス群がこれから社会でどういう機能を発揮していくのか楽しみです。
そういえば、水惑星年代記の大石まさる先生が、テラフォーミングされた火星でのシェアハウスを舞台にしたマンガを描いているのでみなさま読みましょう。

- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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