金木犀の花も散り、肌寒さを感じるようになってきた。そろそろ鍋で暖まりたい季節だ。
先週末、うちで鍋開きをしたのだけれど、そのときどうしても足りないものがあった。味噌である。
それもただの味噌ではなく、石川県を中心に食されている、とり野菜みそだ。
*1
通販でも買えるんだけれど、東京でも石川県アンテナショップなら売っているはず!と思い調べると、これまであった店舗はしばらくまえに閉じていて、10月8日に新しい店舗がオープンするのだということがわかった。
これはいかねばと休みの申請をし(別件ですこし用事もあった)、先週末にはじめたingressをやりながら出かけてみた。
いしかわ百万石物語 江戸本店
百万石物語である。なんだか大江戸温泉物語を連想する名前だ。
場所は銀座と有楽町の間、外堀通り沿いにある一等地。
この通りにはほか、北から茨城、高知、沖縄と個性的な県のアンテナショップが並んでいて、それぞれ独特の雰囲気があっておもしろい。
ここらへんは以前少し書いた。
さっそく行ってみると、広めの歩道上には人があふれかえっている。バズーカみたいなテレビカメラも何台か見えるしたいへん賑わっている。車道脇に臨時通路をつくっていて、スタッフさんや警備員さんがそちらへ誘導しているようだ。
そして遠くからでも異彩を放ちまくってるあいつ。
人混みのなかでも目が合った気がしてどきっとした。
ミス加賀友禅の美人さんや遠藤関を押しのけている圧倒的存在感・・
つよい(確信)
座るとなぞの存在感がある。まどマギの魔女にいそう。
あんた、背中も輝いているぜ。
まだ100人にはいったようですこし待つだけで入れたし、100人までに配られる記念品ももらえた。ちなみに中身は塩。今週いっぱいやっているらしいのでぜひ寄るとよいと思う。
綺麗な店内には、地場ブランドの野菜や魚介類からレトルトのゴーゴーカレーまでおかれている。
太いキュウリがけっこう気になる。レジもフル稼働だった。
2階には雑貨や漆器、移住相談のブースまで用意されているようだ。
地階ではお菓子や地酒など、カウンタータイプのイートインスペースもあった。きれいでシックでなかなかよい。
買い物をすませて店内を見学していると北國新聞の方からインタビューを受けた。
何買いに来たんですか、と聞かれたのでとり野菜みそ買いにきましたと答えると、え、ほかで売ってないんですか、と言われてしまった。かるちゃーしょっく。ほか3,4点くらい答えた気がする。
フルネームも聞かれたし載るかもしれない。載ってたら誰か教えてください。
帰り際、あいつがちょうど黒スーツの男たちとともにトラックに乗り込んでいくところを目撃した。目が合ったとたんに手を振られてひやりときた。
終わった後、すぐ近くの、ただし裏通りの端で人通りは少ないところにある帝都福井のアンテナショップ「食の國 福井館」にいってみる。シンプルな装飾と人の少なさに安心する・・・平日の昼間だし仕方ない・・とも思う。
せっかくだしおろし蕎麦を食べる。
東京の蕎麦屋でおろし蕎麦と注文して出てくる、おろしの山付きざる蕎麦ではなく、おろしとかつおぶし、ネギのうえにツユがかかった、ぶっかけおろし蕎麦である。歯切れの良さと出汁のきいたさわやかさがとてもよい。
石川県、なかなかやるじゃねーか。
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いしかわ百万石物語・江戸本店
しかしSEOたいへんなようで「石川 アンテナショップ」とかで検索しても古いお店のほうのサイトやニュースばっかりでこのページはなかなか見つからない(2014/10/8現在)。
建物つくるのにお金かけちゃったからむずかしいんだろうね・・・。
*1:ただ、自分はもしかすると地元スーパーのユース、現バローとかで売っているインスパイア商品?的なもののほうが好みかもしれない。こんどメーカーを調べよう