うんこめも

自律分散うんこ製造システムについてのメモ

某外資系生保の営業さんと会ってきた話

プルデンシャル生命という変わった生命保険会社がある。

プルデンシャル生命保険 - Wikipedia


キャッチーなテレビCMでアピールして多数の生保レディーを動員して複雑な体系の契約を取り付ける既存の生命保険会社とは大きく違う会社だ。
簡単にまとめるとこんな感じ。

  • 親会社のプルデンシャル・ファイナンシャルはアメリカの生保では資産規模1位
  • 1987年にスタートしてから2006年3月には保有契約件数200万件、解約・執行率の低さは業界トップクラス
  • 広告は打たない。契約者からの人づてで集める
  • 営業社員は全員他業種からの中途採用、出身はほとんど有名企業からヘッドハンティング
  • 営業社員の給与体系は契約がとれなければ0、たくさんとれば億超えも
  • 商品はオーダーメイド、ネットにも保険商品の価格を掲載していない

なかなか面白い会社、だよね。


会うことになったのは上にも書いた人づて。友だちから電話がかかってきて出てみると、営業さんに代わって、話だけ聞いてみませんか、保険を売り込むようなマネはしません、と言ってきた。保険の営業にそれほど興味はなかったけれど、どういうふうに友人に紹介させたのか気になったし、調べてみると上に書いたように面白い会社で、こちらの近くまで出向いてくれるということでどれほどの営業スキルを持っているのか興味を持って会うことにした。


昼に電話が来てその日の夜に寮の近くのファミレスでというスピード展開だけれど、そのまえに上記のことを調べた。そしてプルデンシャル生命の営業さんに会うとtwitterでつぶやくと、2人の方から、「強い意識を持たないと契約させられちゃう」「手練手管を行使してくる感じで勉強になるよ!私は契約しましたが・・」とのリプライがきて戦慄。


会って話を聞いた感じを簡単に書いてみる。
相手の営業さんは、丸くなった体育会系という落ち着いた印象の20代後半(会ったときは30代半ばかと思った)、目立たないストライプ柄の入った黒のスーツに淡青のネクタイ、ポケットにチーフをのぞかせている、あとなぜかキャスター付きの小さなスーツケースのようなカバンを使っていた。
話を聞くと大学ではアメフトをやっていて某財閥系不動産出身とのこと。最初は当り障りのない出身地の話をしてそこからさりげなく大学名を聞いてくるなどしてすこしいやらしい印象だった。ここでいやらしい、と書くのはこれからの内容に先入観を持たれそうだけど・・・。

そこから、プルデンシャル生命を知っていますかという会社から簡単な説明、会社は赤坂見附の国会議事堂を見下ろすような感じで建っているらしくちゃんとした会社ですよと安心感をこれまらさり気なくアピールしてきた。


そのあとは保険に入っていますか、保険の印象はどういうものですか。と従来の保険の模式図みたいなものを使って質問される。

  • 定期保険
  • 終身保険

どちらが安心ですか?で、当然のように終身保険のほうが安心ですよね、と進めてくる。でも従来の保険会社の終身保険と言っているもののほとんどはそうでない、らしい。例えば5000万円の終身保険と思っていても実は200万円の薄い終身保険の上に4800万円の定期保険、15年ごとの更新ごとに保険料も上がる、というもので60歳以降は更新できない、と言ってきた。

これはぼくらが安心だと思うかどうかを自身に選択させて、いったん同意してから、それは実は安心でないと知らせて相手を不安に、かつ従順にする心理的なテクニックだと思う。


それからプルデンシャル生命の、お客様ごとにオーダーメイドする保険、一人の担当がお客さまをずっと担当する、というものを紹介してきたけれど、つい保険商品に関する自分の疑念を伝えてしまい相手を警戒させてかこれ以上の営業テクは見せてくれなかった。

自分はもうちょっと保険について議論したかったけれど、1時間弱過ぎた所でさりげなく次の予定を合わせて、別れることになった。予定を決めたときのスケジュール帳は革張りのファイルに活動報告書とタイトルのついたA4もので、1ページ1週間。次に会うことになった再来週も3分の1くらい予定が入っているもの。

相手の方の都合のいいところでかまわないと伝えたところ、自分のしばらくの職場である品川あたりのほうで会うことになった。住んでいるのもそちらのほうらしい。そこから1時間以上かけて自分の住んでいる辺鄙なところまで、さりげなく足を運んできてそれを暗黙のうちに伝えて申し訳なさを抱かせるというのがすごいと思う。というか土曜の夜19時半に会いに来たというのもよく考えるとおそろしい。あと当然のように支払いは全部してくれた。カフェオレ一杯だけど。ほかには、自分の大学の時してた部活を聞かれ、同僚がそのボート部のOBを何人か担当していると言っていて、どれだけ浸透しているのか気になった。


あと調べてみるとこんな記事も・・。おそろしいでほんま・・。
激しい口説きバトルが勃発! プルデンシャル生命の剛腕合コン - サイゾーウーマン


今回は相手も若く経験も浅いこともあってか準備していたからか冷静でいられたけれど、訓練された宗教を含む勧誘商法に完全に抗える人はいないと思う。タイミングの問題とか数うちゃ当たる戦法もあるけれど、自分も含めて、わたしは大丈夫、と思っている人は脆い気がするので次回も備えながら営業技術を体験してみたい


追記
内容たる保険の商品についてこんな私見を書いてみた
生命保険についての雑感 - だいノート
保険屋さんとのその後
某外資系生命保険の営業さんに攻勢をかけられているはなし。 - だいノート