春分の日は、春とついているにもかかわらず寒いのが毎年この時期のおやくそく。
けれど今年は暖かい。コートいらないどころかジャケットも暑い日がある。今日の東京は最高気温21度、最低気温15度。5月並だ。
いつも通り引き籠もっていようかなと思ったけれど、朝のニュースでは上野公園でもう桜が咲きはじめているというニュースをやっていた。今週末には満開になるという。いてもたってもいられない。
というわけで春の陽気に誘われて上野恩賜公園に花見にいってきました。
まだソメイヨシノは3分咲きくらいかなと思ったけれど、思いの外に咲いている。だいたい7分咲きくらい。何本かは満開のもある。
空は薄曇り。人もあふれるようにいる。家族連れからカップル、大学生までさまざま。でかいレンズのついたごついカメラを抱えている人が多い。
公園の桜通りにて敷物を広げて飲んだりだらだら。昼間からビールを飲むのには背徳感がある。純粋に楽しめないのは会社生活にしばられているということだろうか。。花見に限らず、昼から上野公園ビールはよいかもしれない。鴨川ビールに対抗。
ビールには合わないけれど、家の近くの古い和菓子屋さんで買った桜餅を食べる。餅じゃなくてはんぺんみたいな感じで残念だった。ふたばの桜餅食べたい。
花見シーズンがはじまったということで各社の取材クルーがいた。いい絵が撮れるのかも。わかるだけでも4社くらいきてたようだ。一度場所を変えようとしたところで自分も取材されてしまった。どこから来たかとか、なんで来たのか、とかゆるいことを聞かれたので適当なことを言い返しておいた。ということで、明日の朝のzip!にて花見しているイケメンが映っていたら自分だと思ってください。
それと、特ダネの人はゴミ袋をもってゴミを集めながらインタビューしていて偉いなと思ったけれど、ふつうにカメラに納めるときしか拾ってなかった。別に悪いとは言わないけれど、あざとい。
[2013.03.21 07:54 追記]
朝のZIP!では上野公園の花見風景が映っていた。
ストーリーとしてはこんな感じ。
- お花見なのに少人数のグループが多いですね。
- 聞いてみると、急に花見に行くことになって人が集まらなかった人が多い。
- なんで今日にしたの?
- 週末は雨の予報で散ってしまいそうだから
と。このストーリーに沿ったインタビューを収拾していて、そう回答をしないと映らなかったのかも。
追記ここまで。
不忍池には水鳥がたくさんいた。カモはたくさんいたけれど、あまり種類はわからない。写真はユリカモメ。
歩いていると、やたら雀が鳴いているところがあって、天になにかを捧げるかのようなポーズで鳥に餌をやってるおっさんがいた。「鳥や魚に餌をやらないで」という看板の真横で餌をあげていてなかなかロックだと思う。つい写真を撮ってしまった。
東大の学生と合流することになって安田講堂までいってきた。東大の建物はやたら威圧的でペダンチックなのが多い気がするけれど、しだれ桜は綺麗に咲いている。よくわからない言葉を喚きつける真っ赤な口紅の老婆がいて怖かった。
暗くなるまでだらだら飲む。並んでいるぼんぼりが点灯して桜がライトアップされたら綺麗だろうなと思っていたけれどされない様子。なんでも3月23日から開始らしい。残念。
帰り際、恋人たちの森というのを見つけた。動物園だからだろうけれど謎である。
なんでゴリラの左右の色があしゅら男爵的なんだろうか。不思議。
それなりに人ごみでゆっくり桜を愛でるなんて情緒的なことはできなかったけれどけっこう楽しかった。京都にいたときの花見はだいたい鴨川の河川敷でやってたけれど、いつも寒すぎて風が強くてしんどかったのでそれと比べるとイメージ上の花見っぽくてよい。
ただ、自分の中での花見と言えば夜の足羽山で田楽を食べるというのが定番。またやりたいけれど、桜の季節に福井にいるのはちょっと難しそう。
24日にも行くことになりそうだけれど、咲き始めと報じられた今日でも人だらけだったので、満開と予報されている週末はたいへんなことになるはず。
これまで、花見のために朝からシート引いて席をとるみたいなの誇張というか茶番と思っていたけれど、本気で必要だと分かった。どうしよう・・・
おまけ
もっていって良かったもの。
- 敷物
- コーナンで120円くらいで買った、3畳分のシート。たたんだら嵩張らないし良い。
- 保冷剤
- 冷えたビールは正義
−ぬれタオル
-
- お菓子を食べると手が汚れる。。
もっていけばよかったと思うもの
- 望遠レンズ
- 30mmの単焦点しかなかったのでしんどかった。。
- 鳥の図鑑
−−重いけどあると楽しいと思う。図鑑こそ電子書籍化すべき。
とりあえずこの国は四季豊かでとても良い。
デスクワークでモニターと睨めっこしながらブラインドを閉め切った部屋に閉じこもっていると季節感がなくなるのでよくない。季節を感じられる働き方をしたいものです。
[2013/3/21 00:48 追記]
笑顔が素敵な彼女とお花見に行きたい。