ぜぜ日記

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キッズとカエル

子を連れて川に遊びに行った際、6歳前後のキッズ5-6人がカエルがいた!と騒いで石を投げつけていたので見かねて割って入っていろいろしゃべったんだけれどなかなかおもしろかった。

自分がつかまえて手にのせてみせて「なんでいじめるの」と聞いてみると、気持ち悪いから、と1人が返したけれど「えー、かわいいよ、ほら(1人が着てたTシャツの柄と同じ)ポケモンみたいじゃない?」といってみせると「違うよ~」と納得はしてなさそうだった。続けて「生き物の多様性は大事なんだよ」と言うと、うーん、という反応(いじめるのがよくないことを諫めるには不適切だけれど咄嗟にでてきた)。ただ、「種類はわからないけれど珍しいのかもしれないよ?」というとちょっと目つきが変わった気がする。

たぶんカジカカエル
たぶんカジカカエル
(肌のぶつぶつはツチガエルみたいと思ったけれどシルエットが違ってなんだろうと思って帰って小学館の図鑑NEOで調べると、カジカカエルっぽかった)

そのあいだ、カエルの歌が好きな2歳になるうちの子の手にカエルをのせようとするといやがっていた。

虫かごに入れたい、とのことで、キッズたちに「一番勇気ある人だれ?(自分の手から)とって入れてもらおうかな」と言うと、数秒たって一人がおずおずと手をあげてとろうとする。けれどぱっと飛んでまたみんなわーっとなってしまう。 なんとかもう一度つかまえて虫かごにいれてもらった。その虫かごには先客として、細いカマキリが入っていたが・・・。

そのあと一番勇気のあった少年に何歳か聞くと6歳で小学1年生とのこと。 好きな生き物はと聞くと、サメ。別の子はクジラ。海の生き物はみんな好きらしい。 サメ好きの少年は、カタカナの複雑な名前の、なんか下唇からぐわっとなにかが生えているサメが特に好きらしい。 全然わからなかったので「すごいね、全然知らない。物知りだね」と答えておいた。

ちなみにこの間、親御さんたちは全然関心がなさそうだった。 ブルカをしていてイスラム教徒な方が半分くらいだった様子。このカエルのやりとりの30分後に、お母さんの一人から集合写真を撮ってくれとiPhone13proを渡された。

6歳くらいの少年としゃべる機会はめったになかったけれど、子どもの残酷さと関心に接することができてなかなかおもしろかった。川はいろんな出会いがあって楽しいので週末は川に行きましょう。