とあるクイズ番組の収録に参加していろいろおもしろかったのでちょっと感じたことを散漫に書いてみます。番組名は適当にぐぐってください。わりと知らない世界をいろいろ垣間見ることができて楽しかったです。収録前に、クイズの内容や優勝チームをtwitterやfacebookに書き込まないで、と注意されたのでテレビ局の人も四苦八苦してるんだろうのでそこは外して収録とクイズについて書いてみます。
このクイズ番組は知力世界一の大学を決めるというテーマで、いろんな国から16チームが集まるというけっこう規模が大きいものでした。オックスフォードやハーバード、インド工科大、サン・シール陸軍士官学校、ケープタウン大学など名だたるところが参加していてみーはーなので興奮です。ただ、コスプレして行ってたので、話しかけられることはあったけれど、自分のカス英語とチキンさのためにあまり国際交流できず・・。一緒に参加していた商社の子はバリバリ国際交流していてかっこよかった。
で、自分の役割は、もちろん選手ということではなくて応援団という位置づけ。実際にはほぼ観客というか拍手係のようなものでした。
収録
番組について
集合場所の案内や領収書の名義は制作会社。wikipediaにも項目がない会社だけど、いろんな局に番組をつくってる。現場にテレビ局の社員さんはどれくらいいるのかわからないけどどこでも下請け構造あるのかな。
スタッフさんは進行・撮影・音響・照明・出演者対応で現場には20人くらいはいた気がします。美術や編集はわかんない。それと今回は、4カ国語同時通訳をしていて通訳の方が8人くらいいました。かなり手間かかってます。
リテイクみたいなものもほとんどなくて、機材トラブルで1回とクイズ中に通訳機の不調で1回あったくらい。ほとんどスパスパ撮れてました。カメラ合わせやタイミングやセリフ合わせなどとても難しいと思うんだけどどう準備してたのか気になります。かなりハードなプロジェクトマネジメントなはず・・。現場を仕切ってたプロデューサさん(?)みたいな人の能力かもしれません。
あと、仕込みとかヤラセはまずなかったです。もしかしたら点数の低い参加チームに合わせて出題順序は変えてたかもしれないけどあまりなさそう(ゲスト同士の会話はわりと脚本があったようですが・・)。その割には展開はわりとクイズ番組的におもしろいことになっていて、収録語にスタッフの人が「神様が何度も降りてきた」と言ってました。クイズもわりと(日本人の考える)世界共通なテーマばかりできっとおもしろい番組になると思います。
出演者
メイン司会はカピラさん(ダンディー、かっこいい)、フジの加藤綾子アナ。(病的に細かった。とても綺麗なんだけどなぜか恐ろしさを感じる・・)、AKBのしおりん(かわいいと思うんだけど、カトパンの近くにいると顔が大きく見えてかわいそうだった)、光浦さん(おばちゃん走り・・。観客にも気さくでした)、夏野剛(ここ何年かコメンテーターばかりしてる気がするけど仕事してるんだろか?)などなどがいてわりと豪華な気がします。ギャラってどのくらいなんでしょーか。すごく近くて一緒に写真撮ってもらってる人もいました。
収録スケジュール
ホワイトボードに書いてあったものによれば、6時に設営開始で11時半から収録、18時半終了予定だったけれど遅れに遅れて21時過ぎまでかかることに。設営が遅れたことや、クイズが長引いたこともあるかもしれません。休憩は短くなったけどなんとか終わらせた感じ。最後はみんな疲れてました。
各チームには前日に説明会があったみたい。あとどのチームにも各国で取材してるみたいで動画が用意されてた。1分もない動画のためにどれだけお金かけてるのかは怖くて聞けない・・。
いつくらいから準備してたかはわからないけれど、海外から13チームも集めるのはお金も調整交渉もたいへんだと思う。
収録後については今回は放送まで1ヶ月近くあるけど、前回は12/28収録で1/3放送だったからすごくきつかったんじゃないかな。。
あと、全部で億近くかかってる気がするけど、広告料でもととれるんだろか・・・
クイズについて
日本のクイズ研と海外の大学生
これはぼくの主観でバイアスかかっているけれど、日本の選手は、だいたい、なんというかステレオタイプなオタクという感じ。受け答えも内輪ネタっぽかったり番組的には言わないほうがいいことを遠慮せずに言ってて、よく言えば真面目で素直というか・・。一方で海外からの人はしっかりしてたり受け答えにウィットが感じられる人が多い印象。うーん。。
きっとなにかしかの分野ですごい才能を持ってるとは思うのだけれど。
近年のクイズについて
会場で知り合った東工大のクイズ研の子から近年のクイズ事情についていろいろ教わりました。
- けっこう大会があってabcとかEQIDENなどの大会がメインらしい。テレビ放送はないそう。
- ここでは過去の問題などが売られていてそれを元に対策するのだとか。
- あとはwikipediaサーフィンしたり問題をつくってみたりと対策。
この、訓練を重ねて大会勝利を目指すというのはアスリート的ではあるけれど、受験のような対策ゲーみたいな要素もありそう。
早押しについて
- 典型的ではあるが盛り上がる早押しクイズはまだまだ主流
- ボタンの遊びを数ミリあらかじめ押し込んでおいて、いざ押すときに最速で押せるようにする「押し込み」という技がある
- 座って押すよりも立って押すほうが、立って押すよりも机の上に寝て押す方が速い。「寝押し」というらしい。(どう寝るかは謎)
- 問題文が少しずつ読まれていくクイズで、あと一文字わかればわかるというところで押す。すると問題文がすこし表示されてから回答できる。ここで答えられなければ待っても答えられない。技名は忘れた。
- たとえば「日本三景のうち、松島は宮城県にありますが、」の時点で押す、すると次に一文字「い」か「あ」が出るかで答えが「広島県」か「京都府」に決まる。らしい。
あとおもしろかった豆知識。早押しクイズの最初に、ボタンの確認として順番にボタンを押していってもらうのがあるのだけど、全部終わるとなぜかみんなで拍手する。
あと豆知識を合コンで披露するのは痛い子らしいよ。
以上。なんかやっぱり散漫な文章になってしまった。ちなみに放送は8/4らしいです。
恥ずかしい格好で出たのであまり見て欲しくないような気も(顔本に写真があがってますが・・)