風変わりな機会があって、風変わりな場所で風変わりな講義をしてきました。 内容的には多くの先人が考えてきている内容だとは思うのですが、文書化するまでもないためか、公開していないかであまりネットで類例が見つからなかったので僭越ながら自分の主観をもとにつくったいい加減スライドをアップします(コメント・ご批判など大歓迎です)
テーマ
パソコンを使ったことのない大学新入生がどうパソコンを選んで、どう使うべきか
対象
対象は卒業式を終えて大学入学まで遊びまくっている高校3年生のなかでもパソコンを使ったことがなくて大学に入る時にどう買えばいいか、どう使えば悩んでいると思われる若干名
スライド
結果
- 予想していなかったこと
- スライドに足りていないこと
- Googleアカウントの枯渇すごい
- 6文字の辞書に載っていないアルファベット列のあとに3桁の数字をつけただけでも取得済みばかり
感想
高校の先生はみんなLINEばっかりやっていて勉強しないという愚痴を言っていたけれど、その裏として、自制心がある生徒だけではなくコミュ障ITリテラシーの低い人が相対的によく勉強することがありえるかも。つまり、デジタルディバイドがあることでインターネットに時間を吸い取られずに大学受験成功したパターンがあるかもしれないと思えた。
ちょうど数日前にはLINEの使用が学力低下につながるというニュースがあった。
スマホで無料通信アプリを使用すると学力が低下することを明らかにしました 東北大学
ここに書かれている内容からは、相関関係はありそうでも因果関係があると言い切ってよいものかはわからないけれど、危惧されていることはわからなくはない。
もちろん、LINEばりばりやっていてもTwitterのpost数が5万を越えていても、ネトゲやプログラミングにはまっていた人もちゃんと大学合格できている人もいるけれど生存バイアスにすぎないのかもしれない。人間とのコミュニケーションはなかなか依存性のある娯楽でセルフコントロールできない部分も多々あるので注意したい。
そういえば、一部では、GoogleDriveで授業のノートを共有したりSkypeでリモート解説したりする先進的デジタルネイティブ中学生の噂を聞いたことがあったけれど、それはきわめて限られた一部だと思う。若いから新しいツールもすぐに覚えられるかと思いきや、分数のかけ算を乗り越えられない子どもがいるようにPC使えない人もいるんだろう。
PCはエンターテイメントだけでなく知的生産の道具でもある。これを使うための教育の必要性は以前から指摘されているけれど格差が大きいし、道具ではあるんだけれど、人間の主体的意思に影響を与えてしまうものなので難しい。どうしたらいいんでしょうか。
参考
dai.hateblo.jp ちょっと前に書いた記事。すこしはブクマつくかと思ったけれど全然伸びなかった。