必要があってひさびさにWindowsマシンをセットアップした。いろいろ混乱したので記録を残しておきます。
未来の自分に向けてのメモという位置づけだけれど、あわよくば、自分のWindows環境をさらすことで、諸先輩方からイマドキなツールや設定を教えてもらえないかと期待もこっそりしています。
以前にWindowsマシンをセットアップしたのは、某社の隔離ネットワーク環境でファイルサーバに置かれたアプリをちまちま入れるとかしかなくてつらかったのでそれと比べると楽しい部分もあるけれど、不慣れなOSやツールでて時間がかかってしまった。
ちなみにPCはJoshinでめちゃめちゃ安かった展示品。展示品ということで値引き交渉しようとしたら店員のお姉さんが、展示品ですのでマケときますと言って税込50,000円ぽっきりで売ってくれた。あと付属品にドラクエXのライセンスもついててたいへん便利。
まずは表示設定
まとめてアプリをいれてくれるniniteでいろいろ入れる
Niniteというのはいろんなアプリをチェックボックスで選択してインストールできる便利サービス。若干怪しい気もしたけれど、そこそこ使われていてアドウェアいれられるとかはなさそう。
- Chrome
- Evernote
- メモとして使っています。最近導入されたチャットはあんまりうまくつかえない
- 7-zip
- 安定して便利な圧縮・解凍ソフト
- Skype
- 個人的には全部Google Hangoutsでやりたいけれど、仕方ない
- WinSCP
- WinMerge
- 差分確認ツール。手軽
- Dropbox
- ファイル共有サービス使えない職場もあるけれど、ちょっとした設定ファイルを個人複数PCで共有するにはたいへん便利
コマンドラインからアプリをゲットするchocolatery
コマンドラインからいろいろアプリをインストールできる便利ソフト。かつ、レシピ的にできて便利らしい。niniteじゃなくてはじめからこっちを使えばよかった。 chocolatery
と、思いきや、けっこういれられないのがあったので手動でインストールしてしまった。次の機会があればいろいろ試したい。
手動インストールしたもの
- sakuraエディタ
- AutoHotKey
- Caps2ctrl
- CapsLockをCtrlキーに変換するソフト。AHKでCtrl変換はあまりメジャーじゃないっぽい
- MinGW
- cmder
- ConEmuというのターミナルをいい感じに設定したパッケージ。詳細後述。
- コマンドプロンプトつらいのでタブが使えたりいろいろ設定できて便利なこのアプリをいれておく
- VirtualBox
- 仮想サーバ
- Vagrant
- 仮想環境構築ツール
- うっかり手で入れてしまった。これがあれば端末かわっても開発環境はそこそこすぐ用意できる
- Office
- 省略。バンドルじゃないと高く感じる・・・
cmderの設定
- 全角文字を正しく表示するためにsettingのMonospaceのチェックを外す
- デフォルトのlsでは日本語ファイルが表示されないのでインストールしたディレクトトリのcmder\config\alias に以下の設定をいれておく
- ls=ls --color --show-control-chars $*
- ほか設定があればここに書いておく
- ユーザディレクトリの下に.sshディレクトリをつくって鍵を入れたりする
- エクスプローラからは「.」ではじまるファイルやディレクトリを作れないのでターミナルからつくる必要がある
chrome拡張
- iKnow
- マウスオーバーで英単語を翻訳してくれる便利アプリ。これなしで英語記事読めない情弱です
- autopagerize
- atom
- github社謹製のいい感じらしいエディタ
- chocoでインストール失敗したので手動インストール
- 試行錯誤中。とりあえず初期状態でもいい感じに使えそう
この頃覚えたショートカット
以下のショートカット覚えてそこそこ便利
- [ウィンドウズキー] + [Q]で検索バーがでてアプリを高速に選べる
- [ウィンドウズキー] + [E]でエクスプローラ開く
- [ウィンドウズキー] + [X]でいろいろ管理系開ける
ほかにもいろいろありそうなのでチートシートつくって覚えていく予定
Windows8 つらいところ
- PDFファイルをダブルクリックするとデフォルトのPDFビューアがフルスクリーンで開いてしまったり、Skypeひらくとフルスクリーンになったりして閉じるボタンやタスクバーが見えなくなって困惑
- alt + タブで切り替えればいいんだけれど、思考が途切れる。マウスカーソルを下に持ってくるとタスクバーがポップしたり、上に持っていくとナビが出るだけでも助かるのに・・
- 再起動時にアプリを落とす必要があるのけっこうつらい
- エクスプローラが固まりやすい気がする
参考
いろいろ参考にしたんだけれどここが特に参考になった。 Windows - 開発者がSurfacePro3を買ったらまずやること - Qiita
雑感
環境設定で1日つかってしまって徒労を感じた。やっぱりMac OS Xは環境設定わかりやすいし、ターミナルではじめからbash使えてたいへん便利だ。
ただ、Windowsは開発用途でなければそこそこ使いやすいとは思う。Windowsのユーザインタフェースが優れているというより、過去のWindowsに触れているからというデファクトスタンダードの力が大きいけれど。
Windows 8自体はおしゃれなタイルがかえってわかりにくい。ショートカット知っていないとまともに使えないんじゃないだろうか。それにもかかわらず、ショートカットを覚えていく道筋がわかりにくい。Windows8からPC触るという人はタイルを自然に使いこなせたりするのか気になる。
一方のMacはいいOSだと思うけれど、MacBookはここ数年で一気に無個性・均質化の象徴になっている気がする。 6年前にみんな大学貸与のFujitsuノートを使っている中、アルミボディのMacBookを使っていたsatzz先生はすごくかっこよく感じたけれど、今や勉強会やイベント、スタバでは猫も杓子も銀色のMacBookを開いている。規格化されたiPhoneが規格化されているからこそケースで個性を出しているように、PCも外装で個性を演出するのがは流行りそう。ベタベタシールを貼るのはあんまり好きではないです。
また、設定してから気づいたけれど、上記のようにたくさんアプリを入れたにもかかわらず、有料アプリはOfficeとここに書いていなくて消し去りたい某業務用残念パッケージだけ。デスクトップアプリケーションは高品質なフリーソフトありすぎてダンピング状態だと思う。流行りのフリーミアムで稼いでいるようにもあまり見えないしシェアウェアすらない。プログラマがお金を稼ぐのは難しい。
ところで、5年後、10年後のPCはどうなっているだろう。 ハードウェアは進歩して、軽くてバッテリーも長持ち、ディスプレーもきれいになってメモリも増強されているだろうとは思うけれど、OSやインタフェースはどうなっているのか。スマートフォンやタブレットが高性能化して普及しているけれど、文章を書いたりスライド作ったり絵を書いたり、写真をレタッチしたりプログラミングしたり知的生産をしていくには現状ではパーソナルコンピュータにかなわないのでPCの地位をとってかわることはなさそう。
新しいPCをつくりだそうとしても、新しくPCを使い始めるスマフォ世代も考慮しつつ、PCを使い慣れているオールドユーザも相手にして、既存のデバイスやアプリを気にするとほとんど変えられなさそう。こういうスイッチングコストが高いものが普及しきってしまうと進化の袋小路に入り込んでいるかもしれない。脳と直結して文字入力できるブレーンマシンインタフェースでも実現できれば楽しそうだけれど、まだまだなさそう。自分が思いもよらぬイノベーションがでてくることを期待します。
とりあえずマイクロソフトと日本のPCメーカーはもっとがんばってください。
スマホに満足してますか??ユーザインタフェースの心理学? (光文社新書)
- 作者: 増井俊之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る