ぜぜ日記

ブログです

windows8 セットアップ記録

必要があってひさびさにWindowsマシンをセットアップした。いろいろ混乱したので記録を残しておきます。

未来の自分に向けてのメモという位置づけだけれど、あわよくば、自分のWindows環境をさらすことで、諸先輩方からイマドキなツールや設定を教えてもらえないかと期待もこっそりしています。

以前にWindowsマシンをセットアップしたのは、某社の隔離ネットワーク環境でファイルサーバに置かれたアプリをちまちま入れるとかしかなくてつらかったのでそれと比べると楽しい部分もあるけれど、不慣れなOSやツールでて時間がかかってしまった。

ちなみにPCはJoshinでめちゃめちゃ安かった展示品。展示品ということで値引き交渉しようとしたら店員のお姉さんが、展示品ですのでマケときますと言って税込50,000円ぽっきりで売ってくれた。あと付属品にドラクエXのライセンスもついててたいへん便利。 f:id:daaaaaai:20150417214931j:plain

まずは表示設定

  • エクスプローラ → 表示
    • 拡張子を表示にチェックを入れる
    • 隠しファイル・フォルダを表示にチェックを入れる
  • IME
    • スペースの入力を常に半角にする(shift + スペースで全角スペースも打てます)
    • しばらくデフォルトのMicrosoft IMEを使っているけれどいい感じ。IMEの癖に検閲するATOKはもういらないんじゃないかな

まとめてアプリをいれてくれるniniteでいろいろ入れる

Niniteというのはいろんなアプリをチェックボックスで選択してインストールできる便利サービス。若干怪しい気もしたけれど、そこそこ使われていてアドウェアいれられるとかはなさそう。

  • Chrome
    • 基本のwebブラウザ。複数Googleアカウントを切り替えられるようになって大変便利
  • Evernote
    • メモとして使っています。最近導入されたチャットはあんまりうまくつかえない
  • 7-zip
    • 安定して便利な圧縮・解凍ソフト
  • Skype
    • 個人的には全部Google Hangoutsでやりたいけれど、仕方ない
  • WinSCP
    • ちょっと使うのに便利なscp/sftp/ftpクライアント
    • GUIだけでなくスクリプトもかけて、サーバへの配布や処理を自動化できる(あまりやりたくはないけれど)
  • WinMerge
  • Dropbox
    • ファイル共有サービス使えない職場もあるけれど、ちょっとした設定ファイルを個人複数PCで共有するにはたいへん便利

コマンドラインからアプリをゲットするchocolatery

コマンドラインからいろいろアプリをインストールできる便利ソフト。かつ、レシピ的にできて便利らしい。niniteじゃなくてはじめからこっちを使えばよかった。 chocolatery

と、思いきや、けっこういれられないのがあったので手動でインストールしてしまった。次の機会があればいろいろ試したい。

手動インストールしたもの

  • sakuraエディタ
    • メモ帳が残念すぎるので・・・。かつて、インターネッツにつながらない閉鎖環境である程度の期間作業させられた時期があって、そこで唯一ファイルサーバにおいてあったテキストエディタなので多用させてもらいました
    • 使いこなせているわけではないけれどソートやマージ、矩形選択、マクロが便利
    • WinMergeWinSCPのデフォルトエディタに変更しておく
  • AutoHotKey
    • 使いこなすといろいろできて便利そうな、ショートカットとかキー操作連携をしてくれる便利ソフト
    • かっこつけて英字キーボードを使っているのだけれど(日本語キーボードよりもホームポジションがPC中心に近くて好き)、カナ変換を設定するのに使う
    • デフォルトだと、[alt]+[`]だけれど、[alt]+[space]に変更するスクリプトを書いた
    • スタートアップに登録するにはショートカットを下記ディレクトリに入れておく必要がある
    • C:\Users\${ユーザ名}\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
  • Caps2ctrl
    • CapsLockをCtrlキーに変換するソフト。AHKでCtrl変換はあまりメジャーじゃないっぽい
  • MinGW
    • msysをいれてWindowsでもgnuなコマンドを使えるようにする
  • cmder
    • ConEmuというのターミナルをいい感じに設定したパッケージ。詳細後述。
    • コマンドプロンプトつらいのでタブが使えたりいろいろ設定できて便利なこのアプリをいれておく
  • VirtualBox
    • 仮想サーバ
  • Vagrant
    • 仮想環境構築ツール
    • うっかり手で入れてしまった。これがあれば端末かわっても開発環境はそこそこすぐ用意できる
  • Office
    • 省略。バンドルじゃないと高く感じる・・・

cmderの設定

  • 全角文字を正しく表示するためにsettingのMonospaceのチェックを外す
  • デフォルトのlsでは日本語ファイルが表示されないのでインストールしたディレクトトリのcmder\config\alias に以下の設定をいれておく
    • ls=ls --color --show-control-chars $*
    • ほか設定があればここに書いておく
  • ユーザディレクトリの下に.sshディレクトリをつくって鍵を入れたりする
    • エクスプローラからは「.」ではじまるファイルやディレクトリを作れないのでターミナルからつくる必要がある

chrome拡張

  • iKnow
    • マウスオーバーで英単語を翻訳してくれる便利アプリ。これなしで英語記事読めない情弱です
  • autopagerize
    • 複数ページある記事を読んでいて下部にスクロールすると自動で次のページをページ末尾につなげてくれる拡張
    • これなしではインターネッツできないほど
    • webなんだから複数ページある記事なくしてほしい
    • Google検索で同じページで2回検索すると2回目の2ページ目以降がうまく表示されない不具合はある
  • atom
    • github社謹製のいい感じらしいエディタ
    • chocoでインストール失敗したので手動インストール
    • 試行錯誤中。とりあえず初期状態でもいい感じに使えそう

この頃覚えたショートカット

以下のショートカット覚えてそこそこ便利

  • [ウィンドウズキー] + [Q]で検索バーがでてアプリを高速に選べる
  • [ウィンドウズキー] + [E]でエクスプローラ開く
  • [ウィンドウズキー] + [X]でいろいろ管理系開ける

ほかにもいろいろありそうなのでチートシートつくって覚えていく予定

Windows8 つらいところ

  • PDFファイルをダブルクリックするとデフォルトのPDFビューアがフルスクリーンで開いてしまったり、Skypeひらくとフルスクリーンになったりして閉じるボタンやタスクバーが見えなくなって困惑
    • alt + タブで切り替えればいいんだけれど、思考が途切れる。マウスカーソルを下に持ってくるとタスクバーがポップしたり、上に持っていくとナビが出るだけでも助かるのに・・
  • 再起動時にアプリを落とす必要があるのけっこうつらい
    • Macだとアプリを開いたままでも再起動できて、アプリ開いた状態まで戻してくれてたいへん便利。テキストエディタやキーノートあたりで未保存のものもそのままの状態で開いてくれるの地味にすごい
  • エクスプローラが固まりやすい気がする
    • いいエクスプローラないですか
    • chromeっぽくタブがつかえるというcloverいい感じっぽそうですが中国製で開発者像が全然見えなくて怖いです(偏見)

参考

いろいろ参考にしたんだけれどここが特に参考になった。 Windows - 開発者がSurfacePro3を買ったらまずやること - Qiita

雑感

環境設定で1日つかってしまって徒労を感じた。やっぱりMac OS Xは環境設定わかりやすいし、ターミナルではじめからbash使えてたいへん便利だ。

ただ、Windowsは開発用途でなければそこそこ使いやすいとは思う。Windowsのユーザインタフェースが優れているというより、過去のWindowsに触れているからというデファクトスタンダードの力が大きいけれど。

Windows 8自体はおしゃれなタイルがかえってわかりにくい。ショートカット知っていないとまともに使えないんじゃないだろうか。それにもかかわらず、ショートカットを覚えていく道筋がわかりにくい。Windows8からPC触るという人はタイルを自然に使いこなせたりするのか気になる。

一方のMacはいいOSだと思うけれど、MacBookはここ数年で一気に無個性・均質化の象徴になっている気がする。 6年前にみんな大学貸与のFujitsuノートを使っている中、アルミボディのMacBookを使っていたsatzz先生はすごくかっこよく感じたけれど、今や勉強会やイベント、スタバでは猫も杓子も銀色のMacBookを開いている。規格化されたiPhoneが規格化されているからこそケースで個性を出しているように、PCも外装で個性を演出するのがは流行りそう。ベタベタシールを貼るのはあんまり好きではないです。

また、設定してから気づいたけれど、上記のようにたくさんアプリを入れたにもかかわらず、有料アプリはOfficeとここに書いていなくて消し去りたい某業務用残念パッケージだけ。デスクトップアプリケーションは高品質なフリーソフトありすぎてダンピング状態だと思う。流行りのフリーミアムで稼いでいるようにもあまり見えないしシェアウェアすらない。プログラマがお金を稼ぐのは難しい。

ところで、5年後、10年後のPCはどうなっているだろう。 ハードウェアは進歩して、軽くてバッテリーも長持ち、ディスプレーもきれいになってメモリも増強されているだろうとは思うけれど、OSやインタフェースはどうなっているのか。スマートフォンタブレットが高性能化して普及しているけれど、文章を書いたりスライド作ったり絵を書いたり、写真をレタッチしたりプログラミングしたり知的生産をしていくには現状ではパーソナルコンピュータにかなわないのでPCの地位をとってかわることはなさそう。

新しいPCをつくりだそうとしても、新しくPCを使い始めるスマフォ世代も考慮しつつ、PCを使い慣れているオールドユーザも相手にして、既存のデバイスやアプリを気にするとほとんど変えられなさそう。こういうスイッチングコストが高いものが普及しきってしまうと進化の袋小路に入り込んでいるかもしれない。脳と直結して文字入力できるブレーンマシンインタフェースでも実現できれば楽しそうだけれど、まだまだなさそう。自分が思いもよらぬイノベーションがでてくることを期待します。

とりあえずマイクロソフトと日本のPCメーカーはもっとがんばってください。