ぜぜ日記

ブログです

システム開発

ソフトウェア開発を仕事にするなら読んでおくべき古典 Joel on Software

2000年から2005年くらいに書かれたJoel Spolskyのエッセイをまとめた本、"Joel on Software"をこの年末に読みました。 尊敬する友人である荻野氏がプログラミングを仕事にするうえで一番学びがあった本として、2011年に教えてくれた本だけれど、なんでそのと…

Rails Girls Kyoto 10thにコーチ参加したこと。考えたこと。

RailsGirlsという、女性がRuby on Railsでプログラミングを学ぶイベントにコーチ役として参加してきました。とても楽しく、得るものがあったので感想を書いてみます。 Rails Girls - Japanese Rails Girlsについて このイベントはフィンランド*1のリンダさん…

極端な例を使うのは便利だけれど危ない

なにかの要望を受けてコードを書くとき、仕様を明確にするために極端な例や、反例を挙げて境界を確認するのはよくあると思うけれど、下手すると、文化に不馴れな人からは極端な考えを持っているとか消極的だと思われるし、Twitterでやると反例指摘クソリプ野…

RailsでFacebookAPIを叩いてみる

3行まとめ ゆるふわRails野郎がFacebookGraphAPIをつかってFacebookの投稿を取得してみた Ruby(Rails)でFacebookGraphAPIさわる情報がなかったので書いてみた Railsで超おもしろサービスつくっているけれど、まわりにRails相談できる環境があまりなく、よい…

Railsチュートリアルを終えた話

いまさら感がなくはないけれどrailsチュートリアルをようやく終わらせることができた(Rails4.2対応 第3版) http://railstutorial.jp/ Railsの基本的な機能、モデル、ビュー、コントローラ、テンプレート、パーシャル、フィルタ、検証、コールバック、has_m…

「計測なくして改善なし」は誤引用

webサービスの性能改善や大企業に伝わるQC活動の文脈でよく使われる「計測なくして改善なし」*1、“if you can’t measure it, you can’t manage it.”という箴言について、某所で引用しようと思って調べてみたところ、これがしばしば誤引用されていることがわ…

システム開発の切り札?内製化ってどーよ

「開発・改良の切り札 システム内製を極める (2011/7, 日経コンピュータ編)」というシステム内製化の成功事例集みたいな本を読んだ。 IT素人たちが主導して設計までした宮田眼科病院 銀行システムの多くを内製化してほかの銀行に販売する八十二銀行*1 コマツ…

ゆるふわアジャイル #4 はじめてのテスト駆動開発

アジャイル開発の奥義読書会、通称ゆるふわアジャイルはちゃんと続いています。本日は5回目で7章「アジャイル設計とは」と8章「単一責任の原則」についてやりました。 この記事では前回のエクストリームプログラミング開発のケーススタディについて感想を書…

ゆるふわアジャイル#2 「アジャイルソフトウェア開発の奥義 」

※ちなみに#1は土曜の朝から懇親会だったので記事はありません。 実は先週から「アジャイルソフトウェア開発の奥義」の読書会をやってます。 アジャイルと言うよりもオブジェクト指向設計がメインな感じであんまり現場で学べないけれど必要なことをこっそり学…

Java Day Tokyo 2013にいってきたお話

5/14に日本オラクル主催のJava Day Tokyo 2013に参加するため秋葉原にいってきました。 Java Day Tokyo 2013 自分はまだJavaのことをなにも知らないんなあ、と感じてなかなか有益だったので簡単にそのメモを書いておきます。 キーノートではOracle本社のvice…

(読書メモ)「NASAを築いた人と技術」 -組織の文化とプロジェクトマネジメントについて

なぜ人はNASAに憧れるのだろう。 NASA、米国航空宇宙局は69年の月面着陸という前人未踏の偉業やアポロ13号の成功した失敗などのプロジェクトを担った科学技術の最先端の機関として絶対的なきらめきとブランドをもっている。 けっして通販番組で登場する「洗…

(読書メモ)「ソフトウェア企業の競争戦略」

はじめは、魅力的なタイトルではあるけれど、この変化の早い業界で2004年に出版されたということで陳腐化しているものと思いあまり気を引かれなかった。 けれど、日本語版への序文で見つけた次の一説を目にし、これは今なお通用すると思った。 過去20年間に…

(読書メモ)リファクタリング -プログラミングの体質改善テクニック-

コンパイラが理解できるコードは誰にでも書ける。すぐれたプログラマは、人間にとってわかりやすいコードを書く。 現場の経験が不足している自分みたいなペーペーが読んでも理解できるか疑問ですが読んでみました。 本書について 日進月歩の情報技術の世界で…

システム開発が残念なことになってしまう問題について業界構造から考えてみた

システムインテグレータの中の人と話していて業界の構造が問題案件を生み続けてるのかなと考えてみたので簡単に書いてみます。主観ばかりです為念。 1.前置き。システムインテグレータについて システムインテグレータとは顧客が使うシステムを提供する業…