大津宿日記

@daaaaaai の日記です

歴史

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)』どうしたら戦争を避けられたのか。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)作者:加藤 陽子新潮社Amazon 歴史学者が中高生(栄光学園の歴史研究部)への5日間の講義をもとにした本。口語で書かれ、質問と応答もあって歴史の本としては独特なんだけれど、日清戦争から国際情勢と日本のト…

読書メモ「入門 東南アジア近現代史」(岩崎育夫)

入門 東南アジア近現代史 (講談社現代新書)作者:岩崎 育夫講談社Amazon 東南アジアは海外旅行としても身近で、エスニックでおいしい食事も人気があるし東南アジアから日本に移住しているひとも増えているし、肌感覚でも距離が近づいているようにも感じる。 …

「ファシズムの教室(田野大輔)」読書メモ。人々はファシズムの暴走を防げるのか

ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか作者:田野 大輔大月書店Amazon 30年ナチスを研究してきたという田野大輔先生の「ファシズムの教室 ーなぜ集団は暴走するのか」(2020)を読みました。 ファシズム・全体主義に対しては、自分も、おそらく多くの人も抑…

「歴史学のトリセツ(小田中直樹)」多様な歴史の方法論

ちくまプリマ―新書の「歴史学のトリセツ」を読みました。学問として確立しているようにみえる歴史学のさまざまな潮流をわかりやすく説明していて、アカデミアのダイナミズムのようなものを感じられるのがよかった。 まず、授業で学ぶような歴史はなぜつまら…

「ヒトラーとナチ・ドイツ」(石田勇治)を読んだ

石田勇治先生の「ヒトラーとナチ・ドイツ」読んだ。民主的なワイマール憲法下でなぜヒトラーが権力を握るに至ったか、ホロコーストを実行する組織はどうつくられたかが書かれていて恐ろしくも学びがあった。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)作者:石…

「物語 アイルランドの歴史」(波多野裕造)を読んだ

従妹がアイルランド人と付き合いだしたものの、祖母が英語もアイルランドのこともわからないと言っていたので手に取ったんだけれどかなりおもしろかった。 物語アイルランドの歴史―欧州連合に賭ける“妖精の国” (中公新書)作者:波多野 裕造中央公論新社Amazon…