ぜぜ日記

ブログです

文化

Slackとコミュニケーションツールの選び方

Oracle社は14万人でSlackをつかっているらしい。 14万人がSlackを使うオラクル、メールでもチャットでもない魅力を語る(週間アスキー) https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/428/428690/ それだけいたらどれだけワークスペースがあるんだろう、とか、役員…

松上げ見学のススメ 花脊編

京都のお盆といえば、五山の送り火が有名です。 京都市街を囲む山々に、それぞれ大文字・妙法・舟形・左大文字・鳥居形の火が浮かび上がるこの風習はなかなか見もの。特に、別にお金を払わなくてもいろんなところから見えるのがすばらしい。そしてこの送り火…

支配と抑圧の中華人民共和国史

今日は中国の正月である春節らしいですね。 最近読んだ中国現代史の本がめっちゃおもしろかったのでということもあって読書メモを公開してみます。 まず、中国という国にどんな印象を持っているだろう。 世界で最も人口の多い国、4000年の歴史、急成長する超…

上野公園で押し付けられた統一教会教祖の本を読んだ

3年ほど前に、就活で東下り*1してきたdecobisuくんと上野で会う約束をして、上野公園をふらふらしていたら女性からもらった、というより押しつけられたのが本書「平和を愛する世界人として 文鮮明自叙伝」。行為自体に驚いたからかその人のことはあまり覚え…

実録 中国共産党(1967年)を観た

神保町の書泉グランデで一枚500円で売ってたのを衝動買いした。 元々はアメリカの古いドキュメンタリらしい。原題はChina -The Roots of Madness 観終わってから気付いたけれど蒋介石が80才らしいので1967年の作品らしい。もっと文化大革命の闇とか党の堕落…

豚骨魚介最強伝説 つけ麺 ろぉじ

つけ麺は好きですか。おれは大好きです。締められた麺に絡みつく濃いめのスープ、魚介系の芳醇で豊かな香り、肉のうまみを凝縮したチャーシュー。つけ麺は、味・匂い・食感ともにおよそ既存の料理に類を見ない奇怪な料理だと思う。起源を中華そばに持ち独自…

AKB×ゾンビのセーラーゾンビが傑作かもしれない

セーラーゾンビという金曜深夜にやっているドラマがじつは大傑作になるんじゃないかと思って観ている。たまたまつけたテレビでやっているのを観て知った自分のように、たいていの人は知らないだろうから簡単に紹介してみる。あらすじはこんな感じ。世界中に…

人造国家「満州帝国」の夢と闇 「阿片王」「甘粕大尉」「満州事変から日中戦争へ」

満州*1という言葉にどんなイメージを持っているだろうか? 自分は世界史の授業で習ったことくらいしか知らなかった。満州事変、語感が良くて覚えやすい張作霖爆殺事件、映画にもなったラストエンペラー溥儀くらい。けれど、当時の世界情勢の中でのそれらの事…

九・一八歴史博物館に行ってきた話と満州事変について

機会があって瀋陽(簡体字では沈阳、満州時代は奉天)の九・一八歴史博物館に行ってきました。 ここは日中戦争開戦のきっかけとなった満州事変(別名は柳条湖事件、九・一八事件)の発生地点すぐそばにある博物館。 これが旧館。そして裏に大きな新館ができ…

障害者による過激な組織「カニは横に歩く」

この時代の日本で、もっとも戦闘的な非合法の組織ってなんだろう。ヤクザ?半グレ?某カルト?右翼標榜暴力団?極左暴力集団? これらについてのコメントは控えておく事にするけれど、これらよりも尖っていてかつ捨て身のような危うさを感じる組織を知った。…

東京マラソンとスポーツビジネス雑感

冬季オリンピックの最終日に開催される東京マラソン。WMM(ワールドマラソンメジャーズ)という世界6大マラソンに選ばれるくらい権威も出てきたし、36,000人の定員に対して10倍の申し込みがあったという事からもかなりの人気になっていることがわかる。ま…

ドヤ街、山谷についてのメモ

東京に2年くらい住んでいるけれど山谷のことはほとんど知らなかった。この時代の日本の、それも首都である東京にスラムのような場所があると聞いたのが興味を持つきっかけ。ただし、本を読んでみたり現地へ行ってみたり調べてみての結論から言うとスラムなん…

深夜24時自称JKとの謎メール

スパム、きますか?1週間ほど前、友人たちと飲んでいるときに知らないアドレスからメールが届きました。 自分は携帯のアドレスのローカル部が4文字で短いからか最近よく届くのですが、そういうよくあるスパムと違って送信元のドメインがsoftbankだということ…

人類には早すぎたコミュニケーション技術:ラブホテルテレビ電話

テレビ電話・・・それは大阪万博で華々しく登場し21世紀には普及するだろうと思われていた未来の象徴。21世紀もとっくに突入した今、skypeなどのビデオチャットは広がっているもののテレビ電話なんて言葉は使われなくなっている。Polycomなどのテレビ会議シ…

ACの法則の海外事例

ある自伝を読んでいて、多くの人は読み流すだろうけれどハッとする記述があった。そして続けて読んだ別の自伝でもそれが触れられていて衝撃を覚えた。こいつらはACだ!ACの法則は海外にも通用する!と。 ACとはなにか まずACとはなにか。未踏スーパークリエ…

日本の中学生が世界で一番強い奇妙なスポーツ

中学生が最も強いスポーツ競技はあるのか 世界にあまたとあるスポーツのなかで大人よりも中学生が強いなんて種目はあるだろうか。 オリンピックでも10代ばかりが勝利する競技はあまりないし、ましてや義務教育を受けている年の子供が上位を占めるような競技…

そろそろウィザードについてひとこと言っておくか

日曜日の朝8時から仮面ライダーウィザードが9月29日で最終回を迎えた。 話的には先々週に終わっていたのだけれど謎の番外編的なおまけが2話あってやや混乱。これは別世界でおこる仮面ライダーオールスター的な話だ。ニチアサ系の映画にありそうな話だったか…

かかし商店街 〜第16回かかしコンクール〜

近所でかかしコンクールというものをやってました。 毎年の夏になっているおまつりみたいで今年は16回目だそうです。主催は商店街ですが後援に都立現代美術館があり、表彰もそこで行われるのである種のモダンアートなのかもしれません。ただ、なぜ作物を鳥獣…

クッキー、グランマ、宇宙。あるいはインフレーションについて

ポケットの中のクッキーを叩くと倍になり、さらに叩くと倍になっていくというのは多くの人が知っていることと思う。 *1 一部の合理主義的な唯物論者たちはクッキーが増えるのは半分に割れるからだということで納得しようとするけれど、今や多くの人はクッキ…

5月・6月に読んだ本 :キャバクラの経済学、日本奥地紀行、世紀の空売り、ドロヘドロなど

今回も先月と先々月に読んで印象に残っている本の記録を書いてみた。 言葉でたたかう技術 1929年生まれで1952年から夫についてアメリカに留学した加藤恭子さんによる文化的差異と言葉についての本。 アメリカで長く生活していた経験や、アリストテレスから佐…

文化と感性の話と東京江戸博物館のファインバーグコレクションに行ってきた話

美術館・展覧会・写真展。とても恵まれていることに、この日本ではこうした文化的な場所や催しがたくさんある。自分はあまり文化的な素養はないけれど誘われたり女の子と遊びに行く口実にと稀に(特に後者)行く機会がある。 アーティスティックなものに触れ…

梅佳代展にいってきた

ブラインドを閉め切った部屋でキーボードを叩くだけの仕事ばかりしていることに危機感を覚えて、たまには文化的なことをしようと東京オペラシティでやってる梅佳代展に行ってきた。 梅佳代さんは石川県の柳田村出身の写真家。といってもザ・フォトグラファー…