ぜぜ日記

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ゴールデンカムイ展に行ってきた

今年、大団円的に完結したマンガ、ゴールデンカムイの展が京都文化博物館で開催されていたのを見物してきた。 goldenkamuy-ex.com

この和風闇鍋ウエスタンと表現されて、ファンも多かった傑作冒険活劇は、最終章前と最終回直前に、それぞれヤンジャン公式アプリで無料で読める期間があって、そこでドハマりした妻に引っ張り出された形。

妻の観劇オタク友人2人ものめり込んでいて、妻はそのグループでも前の週にこの展を鑑賞していたけれど、特定の時間帯に登場人物のお面を配られるというイベントが2種類あり、そのお面をコンプリートすることが目的だったよう。 妻によると、前回は宝塚並みに女性率が高かったそう。

図録とお面三種。北海道限定のゴールデンカムイサッポロビールは妻の友人からのお土産
図録とお面三種。北海道限定のゴールデンカムイサッポロビールは妻の友人からのお土産

感想

デジタル作画なので、原画、とはいわないかもしれないけれど大きなイラストが多数展示されていて作者コメントもちらほらあって大変良かった。 また、作中で使われていた小道具の実物が複数展示されていたのも良い。 主人公の30年式小銃は、作画資料とするために資料をそろえて60万円かけて専門家につくってもらったとのことだし、ウィンチェスターライフルM1892はも、作者蔵とのことですごい(実銃については使えなく加工しているとの注釈もあります)。 ほか、マキリをはじめ染め物やまな板までアイヌ民芸のものも多数あって良かった。 思っていたよりも色が鮮やかだとわかる。

ただ、マキリは、その鞘の紋様は見事で、持ち手とだからこその美しさはあるけれど刃も見てみたかった(文化的な制約があるのかも走れない)。

各展示についてみて回りながら妻とここのシーンのあれ良かったよね、とか振り返ることができたのは楽しかった。 (前週に友人たちとみた妻も同じように鑑賞中にも盛り上がったとのことで、そのあと飲みに行っても話が尽きず午前様になっていた)

野田サトル先生、おつかれさまでした&ありがとうございました。 いろいろ議論もあるようだけれどウポポイもいってみたい。

マンガ自体についての評もこんど書こう。

マンガの展について

妻と著者

お面がもらえる日ということもあって繁盛していました。 お面、たぶん土日の混雑緩和のために平日夜に指定しているんだろうけれどコンプ欲を煽る工夫もありそう。

物販も多様なグッズもあって、レジもたくさんあって盛り上がっていてすごい。みんな高価なグッズをバシバシ買っていました。 しょうもないものも多かったけれど、刺青人皮柄のビッグシルエットなTシャツとかかっこよかった(刺青人皮柄の手ぬぐいとかあったら買っていたかも)。

アプリの流行で、キャンペーンもできるようになっているけれど、こういう完結時にイベントをするというのすごい。熱狂的なファンがいるから興行として成り立つという思惑があったんだろうけれど、他のマンガでもできると、大団円をみんなで迎えた感があってよいかもしれない(でもおもしろさと集客力はちょっと違う気もしていて需要予測は難しそう)。

最近妻がはまっているものではへうげものでは、ちょっと違う方向性で展をやっていた様子。 「へうげもの」展、マンガ家・山田芳裕も協力 日本橋三越にユニークな陶器並ぶ | アニメ!アニメ!

食事

ちなみに今回、久しぶりに2歳児を妻の義実家に預けることができたので食事も取ってきた。ゴールデンカムイ展の後ということで、ジビエを期待してハンターというお店。 (当然ながら)ジビエは全然季節じゃなかったけれどなかなかエッジが効いていて美味しかった。

スタッフさんの開店5周年Tシャツに「Niku no hentai to tanoshii nakamatachi」と書いていて、ゴールデンカムイだ!と妻は喜んでいました。

HUNTER (ハンター) - 丸太町(京都市営)/ステーキ | 食べログ