ぜぜ日記

ブログです

読書

「失敗の本質」は克服できたか

野中郁次郎先生らによる名著 失敗の本質 ー日本軍の組織論的研究ー を読んだ。 発刊27年で文庫版だけでも43刷を重ねている名著。 戦史と組織論を統合した分析で、読みやすくかつ学ぶところが多い。 内容 1章では個別の戦闘をケーススタディ的に分析。いずれ…

凍―極限状態ノンフィクション―

ノンフィクション作家だけれど深夜特急の印象が強すぎる沢木耕太郎の「凍」を読んだ。山野井泰史という極めて優れたクライマーと、その伴侶にしてこれまた世界クラスのクライマーの山野井妙子がギャチュンカン北壁という難関に挑み、頂にはたったものの下山…

イチズな男たち。 箱男・電波男・トリツカレ男

安部公房の「箱男」を読んだ。それをきっかけに「男」の本をいくつか連想したのでつないで紹介してみようかとおもう。バラバラなようでいて、なにかつながっている気がする。 「箱男」は大学院時代、となりの研究室の伝説的な先輩が書いた活動記 【体験報告…

読書メモ コダマの谷・冬目景・梶井基次郎・フルメタル・パニック!・イシューからはじめよなど

今週の棚卸。ラノベとか漫画とかゆるめなの多し。 コダマの谷(入江亜季) 実は買うの2冊目・・。つい寮のロビーでみんなに読んでほしくてブックオフで買ってしまった。 中世の大学での貴族と王子と天才あたりらへんの話。といっても学園モノみたいな感じで…

システム投資はどーなるのか。「ITに巨額投資はもう必要ない-600億円の基幹システムを60億円で構築した Jメソッド導入法」を読んで

ITに巨額投資はもう必要ない―600億円の基幹システムを60億円で構築したJメソッド導入法 ジェイ デュイベディ (著), 新生銀行Jメソッドチーム (著), 司馬 正次 (監修) 1998年に経営破綻した日本長期信用銀行が新生銀行として再生してから、基幹システムを…

コミケとぼくの消費コンテンツメモ

昨日、人生初コミケにいってきた。コミケを簡単に説明すると、コミケというのは日本最大の同人誌即売会で、年に夏冬2回開催し、今回で80回目。国際展示場に3万5千以上のサークルと参加者50万人以上が集まる。あらゆるジャンルが揃い、オタクの祭典とも言える…

通勤読書メモ ガープの世界、有頂天家族

5月の晴天にも関わらず、ぼくは寮の部屋にこもりきりであった。いろいろ人生について物憂げに考えるふりをしたり、将来を見据えてなにかしようと考えるだけ考えたり、独り身の寂しさを嘆いてみたりという不健全で不衛生な一日だ。課題は一瞥だけし、開きもせ…

通勤読書メモ3 ゆるふわ編

10日ぶりくらい。しかしゆるふわなのばかり読んでいる気がするな・・・。 技術書も読んでいるのだけど、咀嚼するのに時間がかかるしなかなかまとめられない。 例によって、ほとんどの本はほしい人がいたらあげます。気軽に連絡ください。 恋愛の格差 村上…

通勤読書メモ、希望の国のエクソダス、競争の作法

前回に続いて2回目。 こうして記録に残すことには価値はあるけれど、すこしばかり問題もありそう。ここで書くまでもない本や、書くのが恥ずかしい本もあったり、一方で記録を公開することでたくさん本を読んでることを誇示してしまうよくない動機も生まれて…

通勤読書

環境の変化と会社人になるということからか、それがさも当然であるかのように受け入れてきたけど、やっぱり通勤時間100分、乗り換え3回はしんどい。残業がない研修時でこれだから、現場に配属されて残業出てくるとなにもできない。(今は寮に住んでいて、研修…

マンガ表紙買い記録

一昨日、ちょっと時間があって友人とマンガを4冊表紙買いした。 その感想みたいなのを書いてみます。COPPELION(1) (ヤンマガKCスペシャル)posted with amazlet at 10.09.22井上 智徳 講談社 Amazon.co.jp で詳細を見るコッペリアンは近未来ミステリ?東京…